(平成29年度以前)JR柳ヶ浦駅周辺整備の取り組み

更新日:2020年04月01日

市の玄関口 JR柳ヶ浦駅の周辺整備に取り組んでいます

人口減少・高齢化が進む中、地域の活力を維持するとともに、医療・福祉・商業等の生活機能を確保し、高齢者が安心して暮らせる拠点の形成(コンパクトシティ)と地域公共交通による連携強化(ネットワーク)を図るまちづくりを進めることが重要になっています。
そのため、本市の玄関口であるJR柳ヶ浦駅を中心とした拠点の形成を目指し、JR柳ヶ浦駅周辺整備に取り組みます。

基本構想・基本計画

基本構想において、特急列車の停車駅であるJR柳ヶ浦駅を有するなど柳ヶ浦地区の特性(交流の場)を活かしたまちづくりを展開するため、「“安全に集い・安心して憩い・地域を想う”まちの結び目の創出」をコンセプトに、3段階による段階的整備により、駅を中心とした南北の一体化を図ることと定めました。
その基本構想の実現に向けて、駅前広場をはじめとしたJR柳ヶ浦駅北側の整備を進めるため、その基本的な方向性を示す基本計画を平成29年3月に策定しました。

基本構想・基本計画策定までの取組み

取組み概要
市民ヒアリング 柳ヶ浦駅周辺地区の問題点や素案に対する市民意見を把握するため157名の方からヒアリング
デザイン検討会議 学識経験者や関係機関、行政の代表者で計画内容の検討・調整・合意形成を図る会議を4回開催
説 明 会 計画内容を周知するとともに、市民・専門家・行政が整備イメージを共有するため説明会を開催し、46名が参加

≪説明会で頂いた主なご意見≫

・早く実施してほしい
・駅舎や駅前広場のデザインに地域性を出してほしい
・若い世代の意見を聞いてほしい
・広場にステージや木陰、手作りの遊具があると利用しやすい
・庇の下でマルシェなどのイベントができたら良いと思う
・売店などでコーヒーやジュース、お弁当などのテイクアウトシステムをやってほしい
・駅前の蘇鉄やレンタサイクルなど計画中の平和ミュージアム(仮称)との連携が必要
・広場を芝生にするのであればメンテナンスを考える必要がある
・駅前を明るく、トイレをきれいにしてほしい など

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ヒアリングの様子

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デザイン検討会議の様子

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説明会の様子

基本設計の作成

現在、駅前広場と駅舎の整備に向けて、基本設計の案を作成しており、その案について、施設の利用者となる市民、設計を行う専門家、行政が意見交換を行うため、ワークショップを開催しています。

第1回市民ワークショップ

【日 時】
平成29年11月13日 13時00分~15時00分

【場 所】
柳ヶ浦三区新公民館

【概 要】
31名の方にご参加いただき、4班に分かれて専門家より駅前広場デザイン案(以下の3案)の詳細な説明を行いました。その後、班別に各案の良い点・悪い点などについて意見交換を行い、班別に話し合った内容を発表していただきました。

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1案

あずまやに囲まれたまちに開かれた広場

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2案

駅と一体となった囲まれ感のある前庭広場

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3案

東西方向に広く利用できる中庭広場

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模型を使った説明を受ける様子

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意見交換の様子

班別の意見発表

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1班

【発表内容】
・一時待機スペースに入る交差点が危険
・イベント利用を想定すると電源・水道・フラットな広場などの設備が必要
・インスタ映え、話題性のある施設にする必要がある など

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2班

【発表内容】
・学生が利用しやすい場所にすべき
・散歩コースになるなど電車を使わない人も集まる憩いの場にしてほしい
・木を使うなど宇佐らしいデザインにしてほしい など

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3班

【発表内容】
・広場に囲いがあると子どもを遊ばせるのに安心
・緑地広場の方が雰囲気も良く、どこでも座れる
・子どもが集えるスペースやワークショップなどが開催できる場があると良い など

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4班

【発表内容】

・外国語表記やイベント案内など観光的な整備が必要
・街灯整備や避難場所としての利用など防災・防犯の視点が必要
・芝の管理など維持管理を踏まえた整備を行う必要がある など

第2回市民ワークショップ

【日 時】
平成29年12月11日 13時00分~15時00分

【場 所】
柳ヶ浦三区新公民館

【概 要】
21名の方にご参加いただき、前回ワークショップの意見を踏まえた修正案について専門家より説明を行い、ご理解いただくと同時に、維持管理面を中心とした今後の検討課題を議論・共有しました。その後、3班に分かれて広場の使い勝手や過ごしやすさなどについて意見交換を行い、班別にし合った内容を発表していただきました。

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デザイン修正案

利用のイメージ
・『まちの休憩所』としての日常利用
・大がかりでないイベント開催
・子供たちが安全に遊ぶ
・高校生が日々利用する 広場のイメージ
・機能的で自由度のあるフラットな緑地
・木陰のある広場
・駅舎と一体となった広場
・まちに賑わいが広がる

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修正案の説明を受け検討課題を議論する様子

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模型を使って詳細な説明を受ける様子

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班別に意見交換を行う様子

班別の意見発表

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1班

【発表内容】
・維持管理面の検討が必要
・ハード整備と並行して駅前まちづくりのソフト面の取組みを考える必要がある
・駅周辺の歴史を伝える場としたい
・普段使いできる施設や店舗があるとよい など

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2班

【発表内容】
・駐輪場の台数を精査する必要がある
・芝生の維持管理は引き続き検討が必要
・今後の拠点性を考慮すると公共交通を充実させる必要がある
・駅舎内をフリースペースとして活用できたらよい
・子どもたちの事を一番に考える必要がある
・鉄道の歴史を伝えていく など

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3班

【発表内容】
・今回の案をベースに検討を進め、一体感のある駅前にしてほしい
・メンテナンスの問題を解決してほしい
・駅舎待合室から電車が見えた方が良い
・広場内の段差に配慮してほしい
・移動販売車が入れると利用者の選択肢が拡がる など

柳ヶ浦高校ワークショップ

【日 時】
平成29年12月11日 15時30分~17時00分

【場 所】
柳ヶ浦高校内

【概 要】
柳ヶ浦高校のご協力をいただき、18名の生徒様のご参加のもと、専門家よりデザイン案の説明を行った後、今の駅周辺の不満点やデザイン案の良い点・悪い点などについて意見交換を行いました。
希望に満ちたご意見や新しいアイデアなど高校生ならではのご意見をたくさんいただくことができました。

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デザイン案について説明を受ける様子

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デザイン案の良い点・悪い点について考える様子

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意見を出し合う様子

いただいた意見

【現状の問題点・不満点】
・駐輪場が古くて、狭くて、暗い
・自転車の盗難対策が必要
・待合室に空調がほしい
・駅の周りにお店がない
・待ち時間を過ごせる場所がほしい
・トイレが少なく、汚い など

【駅周辺への意見・要望】
・待合室が広くなり、売店ができるのは良い
・タクシー乗り場と一般車の待機場所を分けたのは良い
・バス停が近くなった点が良い
・友達とおしゃべりできるスペースがほしい
・勉強ができる机とイスがほしい
・Wi-Fiスポットがほしい
・駅の周りにコンビニやファミレスができるとよい

【ワークショップの感想】
・自分の意見が言えてよかった。楽しかった。
・良い駅にするためにたくさんの人が考えてくれていて感謝する
・地域を見直すきっかけになったし、考える場になった
・意見が反映されなくても良い駅になるといい
・模型があって分かりやすかった
・いろいろな世代の人が使いやすい駅になったらいい
・未来の駅がとても使いやすくなって良い
・駅の完成が楽しみです。柳ヶ浦駅をお願いします。
・すてき!きれい! など

駅利用者アンケート調査

【期 間】
平成29年12月20日~1月17日

【場 所】
柳ヶ浦駅舎内待合室

【概 要】
JR九州様および柳ヶ浦高校様のご協力の下、駅利用者を対象にしたアンケート調査を実施いたしました。
127票のご回答をいただき、大変参考になるご意見をたくさんいただきました。ご回答いただいた皆さん、大変ありがとうございました。
アンケート調査の結果は以下に掲載していますので、是非ご一読ください。

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駅待合室に模型・説明パネルを設置している様子

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アンケート調査を行っている様子

アンケート結果

【主な自由意見】

・売店の商品を充実してほしい
・トイレをきれいにしてほしい
・待合室に机を置いてほしい
・今の駅舎の雰囲気を残してほしい
・多目的トイレができるのは、子ども連れにとってありがたい。
・一時待機スペースはありがたいので、是非、つくってほしい
・ロータリーを安全に通行できるようにしてほしい
・駐輪場がゴチャゴチャならなように広くしてほしい
・駐車場が不足しないように、確保してほしい
・南側の整備を進めてほしい
・利用が少ない割に公共交通が優遇されすぎている
・地域の拠点として積極的に投資してもらいたい など

第3回市民ワークショップ

【日 時】
平成30年3月22日(木曜日) 13時~15時

【場 所】
柳ヶ浦三区新公民館

【概 要】
21名の方にご参加いただき、2回の市民ワークショップや柳ヶ浦高校ワークショップ、アンケート調査でいただいたご意見を基に修正した基本設計と平成30年度の取組みを説明しました。その後、4つの班に分かれ、「基本設計に関する感想」と「今後の取り組み」について、意見交換を行い、発表していただきました。

●平成30年度に予定している市民の皆さんと一緒に行う取組み

(1)駅舎活用調査
駅舎の現況を調査するとともに、実証実験等を行い、利用しやすい駅舎の改修方針を検討する

(2)駅前空間検討調査
駅前広場の詳細な設計を行うにあたり、利用しやすい空間にするため、設備を試作し、使い勝手等の検証を行う

(3)地域資源発掘調査
駅や機関庫など駅周辺の歴史の保全・継承に向けて、史料の編纂や聞き取り調査等を行い、地域資源の掘り起こしを行う

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説明を受ける様子

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班別に意見交換を行う様子

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模型を使った説明を受ける様子

班別の意見発表

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1班

【基本設計の感想】
・駐輪場内のスロープを工夫することで、駅へのアプローチや経費も削減できる
・サイン計画はしっかりと考えてほしい
・ポストや公衆電話も必要

【今後の取り組みに関する意見】
・鉄道の歴史は国鉄OBに呼びかけると良い
・回覧板を活用して地区から情報収集すると参加しやすい など

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2班

【基本設計の感想】
・良く出来ている、すごく楽しみ
・長い目で見た整備を考えてほしい
・駅前を整備しただけで終わりにすべきではない

【今後の取り組みに関する意見】
・高校生等と連携した取り組みがしたい
・昔の事を知っている方への聞き取り
・どう使うかを考えることが大事

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3班

【基本設計の感想】
・今回のプロジェクトは本気度を感じる
・なるべく早く実現してほしい

【今後の取り組みに関する意見】
・まちづくりと繋がった議論を進めていくべき
・地域資源との連携が大切
・地元の方々との密な意見交換を行い、知恵を借りるべき
・もっと情報を広めるべき

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4班

【基本設計の感想】
・デザインはなかなか良い
・楽しみ

【今後の取り組みに関する意見】
・駅周辺のまちづくりや平和ミュージアムと連携すべき
・駅ショップと広場利用をつなげる
・公共交通のネットワークを充実する必要がある
・クリーン作戦やななつ星のお迎えなどの活動

ワークショップまちづくりニュース

市民の皆さんや関係事業者、専門家、行政など本事業に関わる多くの人が取組状況や施設の整備イメージを共有し、一体となって取り組むことを目指し、「まちづくりニュース」を随時発行することといたしましたので、ご愛読いただければ幸いです。

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