宇佐市文化財保存活用地域計画
宇佐市文化財保存活用地域計画が文化庁長官の認定を受けました
令和5年7月21日(金曜日)に開催された、国の文化審議会(会長:佐藤信)文化財分科会において、「宇佐市文化財保存活用地域計画」の認定が文化庁長官に答申され、これを受け、同日付で文化庁長官により認定されました。
文化財保存活用地域計画は、平成31年の文化財保護法改正により制度化されたもので、今回の認定により大分県では竹田市に続いて2例目の認定地域計画となりました。
宇佐市文化財保存活用地域計画
宇佐市にある文化財を保存し活用していくうえでの現状と課題を整理し、市が目指すべき文化財保護の将来像を設定するマスタープランであり、かつ、その実現に向けて具体的な事業や期間を定めるアクションプランとして作成しました。
計画に定める取り組みの推進により、宇佐の歴史文化等についての地域住民の関心を高めるだけでなく、文化財をまちづくりや観光等の地域振興に活かすことで住民の誇りや郷土愛の醸成につなげ、文化財を将来にわたって継承するための取り組みにつながることが期待されます。
計画期間
令和5年度から令和14年度(10年間)
計画内容
基本理念
宇佐八幡文化の源流である、宇佐の大地・山・川・海に生きた人々の暮らしや交流を伝える歴史文化を継承するための基盤を整え、新たな価値の創出につなげ、将来の文化財保護を担う人材の育成と体制を構築する
基本方針
基本方針1 文化財を継承するための基盤を整える
地道な調査・研究から得られた基礎的な情報を基に、文化財の価値や地域の歴史文化の中での意義等を把握しその成果を適切に公開することが、文化財の保存・活用においては求められる。重要な文化財については指定・選定・登録する、あるいは関連文化財群や保存活用区域として一体的に保護することで、文化財を継承する。また、文化財の保存・活用に必要な財源の確保を目指す。
基本方針2 文化財の本質的価値を継承するだけでなく、新たな価値の創出を図る
調査・研究で明らかとなった文化財の本質的価値を明示し、現状と課題を整理することで計画的かつ効果的な保存・活用を図る。
老朽化した文化財の修復、史跡等の公有化、郷土資料の収集と公開、文化財を見学するための環境整備、情報発信、普及啓発のための各種イベントといった保存・活用の取り組みを、教育・まちづくり・観光等に結び付けることで、本質的価値の継承だけでなく文化財の新たな価値の創出につなげる。
基本方針3 文化財の継承を担う人材を育成し、持続可能な体制の構築を目指す
文化財を将来にわたって継承していく上で欠かすことができないのは、所有者や地域住民といった文化財に携わる人材である。所有者・地域住民・学校・研究機関・行政・民間企業といった様々な主体が文化財の調査・研究や保存・活用のための取り組みに参画することで、宇佐の歴史文化や文化財を将来に継承する人材の育成や体制の構築を目指す。
計画の推進体制
計画書本文、巻末資料
序章:計画の目的と位置づけ
第1章:宇佐市の概要
第2章:宇佐市の文化財の概要
第3章:宇佐市の歴史文化の特徴
第4章:文化財の保存・活用に関する現状
第5章:文化財の保存・活用に関する基本理念と基本方針
第6章:文化財の保存・活用に関する課題と個別方針
第7章:文化財の保存・活用に関する措置
第8章:関連文化財群と文化財保存活用区域
第9章:文化財の保存・活用の推進体制
巻末資料
宇佐市文化財保存活用地域計画 表紙、序章(計画の目的と位置づけ)-第4章(文化財の保存・活用に関する現状)(PDFファイル:15.8MB)
宇佐市文化財保存活用地域計画 第5章(文化財の保存・活用に関する基本理念と基本方針)-巻末資料、裏表紙(PDFファイル:7.9MB)
関連リンク
この記事に関するお問い合わせ先
社会教育課 文化財係
〒879-0492 大分県宇佐市大字上田1030番地の1 本庁舎3階
電話番号:0978-27-8199
ファックス:0978-27-8232
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更新日:2024年01月29日