特殊詐欺被害発生状況

更新日:2022年02月02日

宇佐市内の特殊詐欺被害認知状況

宇佐市内では近年、年間10件ほどの特殊詐欺の被害が警察に届出されています。

認知件数 被害金額
平成29年 12件 4,983,715円
平成30年 9件 8,562,625円
令和元年 10件 25,345,000円
令和2年 10件 17,294,350円
令和3年 11件 9,351,760円

大分県内の特殊詐欺被害認知状況

認知件数 被害金額
平成29年 237件 2億6,160万円
平成30年 132件 2億2,877万円
令和元年 118件 2億1,767万円
令和2年 110件 2億9,025万円
令和3年 150件 8,178万円

大分県内の状況を見ますと、令和2年までは、被害額は2億円を超える高い金額で推移しており、高齢者が被害者となる高額被害が発生しています。令和3年は、被害額は大幅に減ったものの、件数は一転増加しました。高齢者だけでなく、若年者も詐欺に遭っており、手口が巧妙化しています。

最近の県内での特殊詐欺事件の特徴

特殊詐欺の手口は、以前は嘘の民事訴訟等を通知するハガキを送りつけるような手法や、電話で家族になりすます「オレオレ詐欺」と呼ばれる手口が多かったのですが、近年はそういった手口だけでなく行政の税金や医療費、保険料等にかこつけた還付金詐欺や、携帯電話やパソコンを使った架空請求詐欺など、手口が多様化、巧妙化しています。

還付金詐欺

市役所の職員を名乗り、自宅の固定電話に「保険料の払い戻しがある」などと電話をしてきます。犯人は、男の場合もあれば、女の場合もあります。ATMに誘導し、携帯電話で指示通りに操作させ振り込ませようとします。県内では令和3年12月に入ってから、同様の詐欺事件が12件発生し、約970万円がだまし取られています。

架空請求詐欺

携帯電話会社や●●●ファイナンスサポートセンター、有料サイト等を名乗り、携帯電話の番号でメッセージが送ることができるSMS(ショートメール)を利用して、「未払い料金がある」などとメッセージを送り付け、口座に振り込ませようとしたり、電子マネー(コンビニでプリペイドカード)を購入させ利用権をだまし取る詐欺被害が多発しています。県内では、令和3年12月下旬の1週間のうちに6件発生し、約120万円の被害が発生しています。

特殊詐欺被害を防ぐには…

特殊詐欺の入り口に注意!!

特殊詐欺の入り口で十分注意すれば、詐欺であることに気付き、被害を未然に防ぐことが出来ます。

自宅の固定電話、携帯電話に電話があった

自宅の固定電話や携帯電話に、登録していない知らない番号から突然電話(アポ電)がかかります。電話してくる人物は、男の場合も、女の場合もあり、知らない会社であったり、市役所などの公共機関の職員をかたる場合もあります。自分や家族の住所や生年月日を聞き出そうとすることもあります。また、名簿業者から名簿で情報を既に仕入れており、住所・氏名・電話番号などを知っていることを悪用し、お金をだまし取るために信じ込ませようとします。警告機能や録音機能を持った電話機に買い替えるのが最も有効な手段です。

携帯電話、パソコンにメールが届いた

突然、携帯電話会社や通信会社を名乗る者から見覚えのないメールが送られて来て、そこにWEBページにアクセスするようにURL(http://~~)が記載されていてアクセスさせようとしたり、未納料金があるなどと架空料金を請求します。また、宅配業者を装いアクセスさせようとするものもあります。心当たりのないものは、無視しましょう!

携帯電話やパソコンの操作中に画面が表示された

携帯電話やパソコンの操作中に、いきなり「会員登録完了」「ウイルス感染」「個人情報漏洩」「違法ログイン」「違約金」「和解金」「サポート料金」「利用料金」などの画面が表示され、架空の料金をでっちあげ詐欺を行おうとするものです。インターネット閲覧中やアプリの操作中に表示されることが多いです。このような表示が出ても慌てず、表示されたサポート窓口には連絡せず、その画面を消すか端末の電源を切り、無視しましょう!

知っていてもだまされる!!・・突然、自分の身に降りかかってきます!

特殊詐欺被害者のほとんどは、テレビや新聞のニュースなどで詐欺に関する知識がありながらも、言葉巧みな犯人達の話を信用してしまい、お金をだまし取られています。ATMを操作させ、振り込ませる手口以外にも、電子マネー(プリペイドカード)を購入させ、プリペイド番号を巧みに聞き出し利用権をだまし取るような手口も増えています。犯人達の言われるがままに、ATMに向かったり、クレジットカード情報等を入力したり、電子マネーを購入したり、振込手続きをしないことが重要です。

ちょっと待て! 家族や知人、警察にすぐに相談!!

・不審な電話や手紙、メールが来たり、携帯電話やパソコンに表示がされても慌てずに、必ず家族や知人、警察に相談しましょう。被害者の多くは高齢者です。振り込みをする前に必ず家族に相談できるように、日頃から家族で話し合いをしておきましょう。

・「オレオレ」に 家族で決める 愛言葉・・・家族同士の電話の時に、本物の家族かどうかを確認するために、「合い(愛)言葉」を決めておくことも非常に有効です。家族を名乗る人から、「携帯電話の番号が変わった」との連絡があった場合には、試しに番号が変わる前の携帯電話に連絡をとりましょう。

・令和3年の10月から12月の期間だけでも、還付金詐欺、架空請求詐欺あわせて、約1,700万円近くの被害が発生しています。中には、だまされたまま複数回にわたり振り込んでいる被害者もいます。複数回に及ぶごとに被害金額が多くなります。安易に詐欺被害につながる行為には気を付け、家族や知人、警察にすぐに相談しましょう!宇佐警察署0978-32-2131

『キーワード』の入った電話やメール画面表示を受けたら、すぐに相談

・特殊詐欺の手口は次々に新しいものが出ています。犯人側の手口を知り、いざというときにピンとくるように、最新の詐欺手口の情報を知っておきましょう。

・特殊詐欺で使われる「キーワード」や相談先の連絡先を紙に書いて、電話やパソコンの前など目立つところに貼っておきましょう。

キーワードの例:『ATM』、『還付金』、『電子マネー』、『キャッシュカード』、『プリペイドカード』、『民事裁判』、『示談金』、『保証金』、『融資』、『投資』、『ウイルス感染』、『個人情報流出』等

特殊詐欺防止機能付き電話機に替えましょう!

お家の固定電話を特殊詐欺を防ぐ機能が付いた電話機に買い替えましょう。着信時に相手方に「これは、特殊詐欺機能が付いた電話機です。」と警告し、通話内容を録音する機能があります。宇佐市では、高齢者のみの世帯が対象となりますが、設置費用の一部助成を行っています。下記リンク先のページを参考にして買い替えをご検討ください。

『だまされたふり作戦』で 詐欺グループを壊滅しよう!!

・詐欺だとピンとくれば、『だまされたふり』をして電話を切り、すぐに110番!!

・大分県内でも、『だまされたふり作戦』で、多くの振り込め詐欺犯人が検挙されています。

・振り込め詐欺に使われる銀行口座や携帯電話の情報を警察に提供することで、さらなる被害防止にもつながります。

この記事に関するお問い合わせ先

危機管理課 交通防犯係
〒879-0492 大分県宇佐市大字上田1030番地の1 本庁舎3階

電話番号:0978-27-8112
ファックス:0978-27-8234

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