「感震ブレーカー」をご存じですか?
大規模地震時における電気火災の発生状況について
過去の大規模地震において、電気を原因とした火災が多く発生しています。
平成7年の阪神淡路大震災においては、139件の地震火災のうち、電気火災が85件、
平成23年の東日本大震災においては、108件の地震火災のうち、電気火災が58件発生しています。
電気火災の事例
地震で本棚が倒れ、雑誌が電気ストーブ周辺に散乱。停電した状態から通電することでストーブが作動し紙類に着火して火災が発生するなどや、家具が転倒し「電気コード」が下敷きや引張で損傷。通電の瞬間、コードがショートし散乱した室内で、近くの燃えやすいもに着火するなどがあります。
感震ブレーカーとは?
地震が発生した際、揺れを感知すると自動的にブレーカーを落として電気を止めます。様々な種類があり、分電盤タイプ(内蔵型)、分電盤タイプ(後付型)、コンセントタイプ、簡易タイプがあります。
地震による電気火災対策には感震ブレーカーが効果的です。感震ブレーカーを設置して「家」・「地域」を守りましょう。
総務省消防庁「地震による電気火災対策を!」
設置における注意点
●感震ブレーカー等の設置の有無に関わらず、地震発生後に自宅から避難する際には ブレーカーを切ることも重要です。
●復電する場合には、事前にガス漏れ等がないことの確認や、電気製品の安全の確認 が必要です。
●夜間等に大規模地震が発生し、感震ブレーカー等が作動した場合、避難時の照明が 確保できない可能性がありますので、一般的な防災対策としても、停電時に作動する足元灯や懐中電灯などの照明器具を常備してください。
●感震ブレーカー等の設置場所における揺れは、住宅の構造や耐震・免振機能、階層、設置される壁の剛性や開口部の場所等によっても大きく異なります。このため、実際の地震時における感震ブレーカー等の作動は、必ずしも各地の計測震度分布と同等に作動するものではなく、それぞれの家屋の特性等に応じて、屋内において家具の転倒等が生じる程度の大きな揺れが発生した場合に、電熱器具等への通電が遮断されることを期待するものです。
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宇佐市消防本部予防課 設備指導係
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更新日:2025年04月16日