打ち水処

戦国から安土桃山時代を経て「茶の湯」が成立しました。「茶の湯」では、礼儀作法としての打ち水が行われます。
江戸時代には、「打ち水」が俳句に詠まれたり、浮世絵に描かれており、涼の手段として一般的であったと考えられます。
打ち水の目的には、夏の暑さを和らげることに加えて、道の土埃をしずめる、客を招く時に玄関先や道に水を撒くことで心地よく迎える、お清めの意味、などがあったと考えられます。
文献出典
- 「打ち水」年表(抄)(平成21年、特定非営利活動法人日本水フォーラム 浅井重範)
打ち水処の作法
その一、桶をポンプの給水口にセット。
その二、ポンプをこいで桶に水をくむ。
その三、柄杓でおだやかに水をまく。
その四、「涼」を感じたか確認。
※令和の「打ち水」では、水道水の使用は「御法度」とされています。
参考:「打ち水大作戦2020」HP「打ち水問答」より
打ち水処での礼儀
・この水を飲んではなりませぬ。
雨水を集めた水なので、お腹をこわします。
・人や車に向かって水をまいてはなりませぬ。
知らない人に水をかけられるのは迷惑。
・ベンチに水をまいてはなりませぬ。
己の尻をぬらしても、他人の尻をぬらすべからず。
・柄杓や桶を持ち帰ってはなりませぬ。
八幡さまはみている。のれんもだめ。
・この浅井戸は90人がリレーして10回漕ぐと枯れる。
次の人が遊べないので、水はおごそかにまくべし。
・からあげ専門店のご顕現の地「来々軒」で、
うさからくんは姿をニワトリに化し、
宇佐からあげの揚げあがりを告げた。
・打ち水処に鎮座する「うさからくんマンホール」は、
この地のほか、いくつか点在するので探してね。
・うさからくんと打ち水はなんの由縁もないが、
目が合ったからには宇佐からあげを堪能せよ。

うさからくんより
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更新日:2022年04月18日