定期予防接種について

更新日:2022年04月19日

予防接種は、感染症が流行するのを防いだり、病気にかからないように、あるいは、かかっても重くならないようにするためのものです。
お母さんが赤ちゃんにプレゼントした病気に対する抵抗力(免疫)は、成長とともにほとんどが自然に失われてしまいます。また、子どもは発育とともに外出の機会が多くなり、感染症にかかる可能性も高くなります。そのため、子ども自身で免疫をつくって病気を予防する必要があり、その助けとなるのが予防接種です。
子どもの体質はそれぞれ違うため、程度に差がありますが、副反応が生じる場合があります。
事前に、市が配布しています「予防接種と子どもの健康」をよく読み、予防接種について正しく理解したうえで、お子さんの体調の良い時を選んで予防接種を受けることが大切です。

接種方法

  • 定期予防接種は定められた接種期間であれば、無料で接種できます。
  • 宇佐市では、全種類の予防接種が医療機関での個別接種となります。
    接種を希望される場合、事前に接種医療機関に電話予約が必要です(医療機関によって接種できる予防接種が異なります)
  • 予防接種を受ける際は、母子健康手帳と予診票をご持参のうえ、保護者同伴で受けてください。
    ただし、13歳以上の方については、あらかじめ接種することの保護者の同意を予診票の裏面に記載されている同意書にて確認できる場合は、保護者の同伴は必要ありません。
    保護者以外の方が接種に同伴する場合は、予診票の裏面に記載されている保護者の委任状への記入が必要になります。

その他の予防接種情報

  1. 長期にわたる疾患等のために定期接種を受けられなかった方については、定められた接種期間を超えて接種できる場合があります。
  2. 県外の医療機関で接種を希望する場合は、窓口で接種料金を一旦お支払いいただきますが、後日市に申請していただくことで、市が定める接種費用を上限として保護者あてに接種費用をお返しできます。

(注意)ただし、1、2ともに予防接種を行う前に市への申請が必要になります(事前に申請がない場合は、接種料金は有料になります)。必ず事前にお問い合わせください。

予防接種法に基づく予防接種

ロタウイルスワクチン(注意)定期接種の対象者は令和2年8月1日以後に生まれた者

令和2年10月1日からロタウイルスワクチン感染症の予防接種が定期接種になりました。
ロタウイルスワクチンには2種類あり、同様の効果があります。
2つのワクチンは接種回数が異なります。最初に受けたワクチンと同じ種類を接種していきましょう。
(注意)市内医機関は主に5価ロタウイルスワクチンを使用しています

5価ロタウイルスワクチン(ロタテック)

対象者(接種期間)・・・出生6週0日後から32週0日までの間にある者

5価ロタウイルスワクチン(ロタテック)の詳細
初回接種
(標準的な接種期間)
生後2月に至った日から生後14週6日後までの間に1回接種
(注意)出生15週0日以降の初回接種については安全性が確立しておらず、出生14週6日までに初回接種を完了させることが望ましい
2回目 初回接種終了後27日以上の間隔をおいて1回接種
3回目 2回目接種終了後27日以上の間隔をおいて1回接種

 

1価ロタウイルスワクチン(ロタリックス)

対象者(接種期間)・・・出生6週0日後から24週0日までの間にある者

1価ロタウイルスワクチン(ロタリックス)の詳細
初回接種
(標準的な接種期間)
生後2月に至った日から生後14週6日後までの間に1回接種
(注意)出生15週0日以降の初回接種については安全性が確立しておらず、出生14週6日までに初回接種を完了させることが望ましい
2回目 初回接種終了後27日以上の間隔をおいて1回接種

接種後1から2週間は「腸重積症」に注意しましょう!
腸重積症は、腸の一部が隣接する腸管にはまり込む病気です。腸の血流が悪くなることで腸の組織に障害を起こすことがあるため速やかな治療が必要です。ワクチン接種から1から2週間くらいまでの間には、腸重積症のリスクが通常より高まると報告されています。
腸重積症はロタウイルスワクチンの接種にかかわらず、乳幼児がり患することのある疾患で、まれな病気ではありません。
接種後に以下の症状が一つでも見られた場合は速やかに医療機関に相談、受診しましょう

  • 「突然はげしく泣く」
  • 「機嫌が良かったり不機嫌になったりを繰り返す」
  • 「嘔吐する」
  • 「血便がでる」
  • 「ぐったりして顔色が悪い」

リンク

B型肝炎

対象年齢等

  • 平成28年4月1日以降に生まれた0歳児で、1歳の誕生日の前日までに3回接種
    《標準的な接種期間》生後2月から生後9月に至るまでの間
  • 27日以上の間隔をおいて2回、1回目の接種から139日以上の間隔をおいて1回接種
  • (注意)母子感染予防として出生後にB型肝炎ワクチンを接種したことがある方や任意接種ですでに3回接種した方は対象外です。

ヒブワクチン

  • 対象者(接種期間)…生後2か月から5歳の誕生日の前日までの間にある者
  • 接種開始期間(月齢)により以下のとおり接種回数が異なります
生後2か月から生後6か月の間に接種開始した場合 (標準的な接種開始時期)
接種回数 定期予防接種の接種間隔
初回(3回) (標準的な接種間隔-回数)
27日(医師が必要と認めるときは20日)以上56日までの間隔をおいて3回接種
初回(3回) 1歳の誕生日の前日までの間に27日(医師が必要と認めるときは20日)以上の間隔をおいて3回接種
(注意)2回目及び3回目の接種は1歳の誕生日の前日までの間に行うこととし、それを超えた場合は接種を行わない(追加接種は可能)
追加 (標準的な接種間隔-回数)
初回接種終了後、7ヵ月以上13ヵ月までの間隔をおいて1回接種
追加 初回接種終了後、7ヵ月以上の間隔をおいて1回接種
(注意)1歳の誕生日の前日までの間に3回の初回接種を完了せずに1歳以降に追加接種を行う場合は、初回接種終了後27日(医師が必要と認めるときは20日)以上の間隔をおいて1回接種
生後7ヵ月から1歳の誕生日の前日までの間に接種開始した場合
接種回数 定期予防接種の接種間隔
初回(2回) (標準的な接種間隔-回数)
27日(医師が必要と認めるときは20日)以上56日までの間隔をおいて2回接種
初回(2回) 1歳の誕生日の前日までの間に27日(医師が必要と認めるときは20日)以上の間隔をおいて2回接種
(注意)2回目の接種は1歳の誕生日の前日までの間に行うこととし、それを超えた場合は接種を行わない(追加接種は可能)
追加 (標準的な接種間隔-回数)
初回接種終了後、7ヵ月以上13ヵ月までの間隔をおいて1回接種
追加 初回接種終了後、7ヵ月以上の間隔をおいて1回接種
(注意)1歳の誕生日の前日までの間に2回の初回接種を完了せずに1歳以降に追加接種を行う場合は、初回接種終了後27日(医師が必要と認めるときは20日)以上の間隔をおいて1回接種

1歳から5歳の誕生日の前日までの間に接種開始した場合…1回接種

小児用肺炎球菌ワクチン

  • 対象者(接種期間)…生後2か月から5歳の誕生日の前日までの間にある者
  • 接種開始期間(月齢)により以下のとおり接種回数が異なります
生後2か月から生後6か月の間に接種開始した場合 (標準的な接種開始時期)
接種回数 定期予防接種の接種間隔
初回(3回) (標準的な接種時期、接種間隔-回数)
1歳までに27日以上の間隔をおいて3回接種
初回(3回)

2歳の誕生日の前日までの間に27日以上の間隔をおいて3回接種

  • (注意)1歳以降に2回目の接種を行った場合、3回目の接種は行わない(追加接種は可能)
  • (注意)2回目及び3回目の接種は2歳の誕生日の前日までの間に行うこととし、それを超えた場合は接種を行わない(追加接種は可能)
追加 (標準的な接種時期、接種間隔-回数)
初回接種終了後、60日以上の間隔をおいて1歳から1歳3か月の間に1回接種
追加

初回接種終了後、60日以上の間隔をおいて1歳の誕生日の前日以降に1回接種

生後7ヵ月から1歳の誕生日の前日までの間に接種開始した場合
接種回数 定期予防接種の接種間隔
初回(2回) (標準的な接種時期、接種間隔-回数)
1歳までに27日以上の間隔をおいて2回接種
初回(2回)

2歳の誕生日の前日までの間に27日以上の間隔をおいて2回接種
2回目の接種は2歳の誕生日の前日までに行うこととし、それを超えた場合は接種を行わない(追加接種は可能)

追加 初回接種終了後、60日以上の間隔をおいて1歳の誕生日の前日以降に1回接種
  • 1歳から2歳の誕生日の前日までの間に接種開始した場合…60日以上の間隔をおいて、2回接種
  • 2歳から5歳の誕生日の前日までの間に接種開始した場合…1回接種

4種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・不活化ポリオ)

対象年齢等

4種混合の詳細
接種回数 接種間隔
1期初回

生後2か月から7歳5か月まで

20日以上(標準的には20日から56日)の間隔をおいて3回接種
≪標準的な接種期間≫生後2か月から12か月

1期追加 1期初回接種3回終了後、6か月以上の間隔をおいて1回接種
≪標準的な接種期間≫1期初回3回終了後12か月から18か月

 

BCG

対象年齢等

1歳になる前日までに1回接種
≪標準的な接種機関≫生後5か月から生後8か月

麻しん(はしか)・風しん混合 :MRワクチン

対象年齢等

麻しん(はしか)・風しんの詳細
接種回数 接種間隔
1期 1歳から1歳11か月(1回接種)
(注意)1歳になったらなるべく早く接種しましょう
2期

小学校入学前の1年間(1回接種)
(注意)接種期間は4月1日から翌年3月31日までの間

水痘(みずぼうそう)

対象年齢等

1歳から2歳11か月までに2回接種

水痘(みずぼうそう)の詳細
接種回数 接種間隔
1回目 《標準的な接種期間》1歳から1歳3か月までに接種
2回目

1回目の接種から2回目の接種まで3か月以上の間隔を置く
《標準的な接種期間》1回目の接種終了後、6か月から1年の間隔を置いて接種

日本脳炎

対象年齢等

日本脳炎の詳細
接種回数 接種間隔
1期初回 生後6か月から7歳5か月の間に6日以上(標準的には6日から28日)の間隔をおいて2回接種
≪標準的な接種期間≫3歳
1期追加 1期初回接種後6か月以上(標準的には概ね1年)の間隔をおいて1回接種
≪標準的な接種期間≫4歳
2期 9歳から12歳(1回接種)
≪標準的な接種期間≫9歳

 

日本脳炎特例対象者

平成17年度から平成21年度にかけての日本脳炎定期予防接種積極的勧奨の差し控えにより、日本脳炎の予防接種を受ける機会を逸した方は、下記の期間、対象年齢、接種間隔で定期予防接種として受けていただけます。

平成15年4月2日から平成19年4月1日生まれの者の1期・2期接種

1期・2期接種(計4回)のうち不足している回数について、20歳未満の間に接種が可能です。

平成23年5月20日までに日本脳炎ワクチンを1回以上接種している者

対象者 接種間隔・接種回数
20歳未満の者 1期・2期接種(計4回)のうち不足している回数について、6日以上の間隔をおいて接種
(ただし、2期相当分(4回目)については9歳以上)
平成23年5月20日までに日本脳炎ワクチンを1回も接種していない者
対象者 接種回数 接種間隔
20歳未満の者 1期初回 6日以上の間隔をおいて2回接種
20歳未満の者 1期追加 1期初回2回目終了後、6か月以上の間隔をおいて1回接種
20歳未満の者 2期 9歳以上で1期追加終了後、6日以上の間隔をおいて1回接種

 

2種混合(ジフテリア・破傷風)

対象年齢等

11歳から12歳(1回接種)
≪標準的な接種期間≫11歳

ヒトパピローマウイルス感染症(HPVワクチン)

HPVワクチンは、平成25年6月から接種後に生じうる多様な症状等について十分に情報提供できない状況にあったことから、個別に接種をお勧めする取組を一時的に差し控えていました。令和3年11月の専門家の会議で、安全性について特段の懸念が認められないことがあらためて確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたことから、個別に接種をお勧めする取組を再開することになりました。

対象年齢等(定期接種)

小学6年生から高校1年生相当の年齢の女子
≪標準的な接種期間≫中学1年生相当の年齢の女子
1回目の接種から1又は2か月後に2回目、1回目の接種から6か月後に3回目の計3回接種
(注意)ワクチンの種類により2回目の接種間隔が異なります

 

原則、過去に接種歴のあるワクチンと同一のワクチンを使用してください。

ただし、2価ワクチン又は4価ワクチンの接種歴のある方が9価ワクチン接種を検討されている場合は、接種を実施する医療機関の医師と被接種者とで十分に相談した上で、接種するワクチンの種類を選択してください

※2価ワクチンと4価ワクチンの併用はできません。

接種回数・接種間隔
ワクチン名 回数 定期予防接種の接種間隔・接種回数

標準的な

接種間隔

(2価ワクチン)

サーバリックス

3 2回目 1回目の接種から1月以上の間隔をおいて接種 1回目の接種から1月後
3回目 1回目の接種から5月以上、かつ2回目の接種から2月半以上の間隔をおいて接種 1回目の接種から6月後

(4価ワクチン)

ガーダシル

3 2回目 1回目の接種から1月以上の間隔をおいて接種 1回目の接種から2月後
3回目 2回目の接種から3月以上の間隔をおいて接種 1回目の接種から6月後
9価ワクチン(シルガード9) R5年4月より定期接種に追加
9価ワクチンの接種時期

回数

定期予防接種の接種間隔・接種回数

標準的な

接種間隔

1回目の接種を15歳になってから受ける場合 3

2回目

1回目の接種から1月以上の間隔をおいて接種 1回目の接種から2月後
3回目 2回目の接種から3月以上の間隔をおいて接種 1回目の接種から6月後
1回目の接種を15歳になるまでに受ける場合 2 2回目 1回目の接種から少なくとも5月以上の間隔をおいて接種 1回目の接種から6月後
※5月未満で2回目を接種した場合は3回の接種のスケジュールに沿って3回目の接種を行う

 

キャッチアップ接種について

HPVワクチンの積極的勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方に対し、あらためてワクチン接種の機会を提供します

【キャッチアッフ゜接種対象者】

■平成9年度生まれ~平成18年度生まれ(1997年4月2日~2007年4月1日生まれ)までの女性

■過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない

※接種の期間中に定期接種の対象から新たに外れる世代(平成19年4月2日から平成20年4月1日までの間に生まれた女子)についても順次キャッチアップ接種の対象になります。

 

【接種するワクチンの種類とスケジュール】

・公費で接種できるHPVワクチンは3種類(2価:サーバリックス 、4価:ガーダシル、9価:シルガード9 )

・定められた間隔をあけて、同じワクチンを合計3回接種

※ 過去に1回又は2回のワクチン接種歴があり、長期にわたり接種を中断していた者についても、接種間隔にかかわらず、対象者とします。その際、接種を初回からやり直すことなく、残りの回数の接種(2、3回目又は3回目)を行ってください。
ただし、キャッチアップ接種において、過去に接種したHPVワクチンの種類が不明である場合、接種を実施する医療機関の医師と被接種者とで十分に相談した上で、接種するワクチンの種類を選択してください。

HPVワクチンに関する相談先一覧

HPVワクチンに関してのご相談は以下をご参照ください。

接種後に、健康に異常があるとき

まずは、接種を受けた医師・かかりつけの医師にご相談ください。
各都道府県において、「ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関」を選定しています。
協力医療機関の受診については、接種を受けた医師又はかかりつけの医師にご相談ください。

不安や疑問があるとき、困ったことがあるとき

各都道府県において、衛生部局と教育部局の1箇所ずつ「ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に症状が生じた方に対する相談窓口」を設置しています。

HPVワクチンを含む予防接種、インフルエンザ、性感染症、その他感染症全般についての相談

「感染症・予防接種相談窓口」では、HPVワクチンを含む、予防接種、インフルエンザ、性感染症、その他感染症全般についての相談にお答えします。
電話番号:03-5276-9337
受付時間:平日9時から17時(土曜、日曜、祝日、年末年始は除く)

(注意)行政に関するご意見・ご質問は受け付けておりません。
(注意)本相談窓口は、厚生労働省が業務委託している外部の民間業者により運営されています。

予防接種による健康被害についての補償(救済)に関する相談

お住まいの市区町村の予防接種担当部門にご相談ください。
HPVワクチンを含むワクチン全体の健康被害救済制度については、「予防接種健康被害救済制度」のページをご覧ください。

予防接種を希望する場合

接種を希望する方については、定期接種としての接種が可能であり、万が一健康被害が生じた場合には予防接種法に基づく健康被害救済制度の対象となります。
今後も接種を希望する方は、従来どおり予防接種の効果や目的、重篤な副反応などについて理解をしていただき、併せて「厚生労働省ホームページ」をお読みいただき保護者の同意のもとで接種をお願いします。

厚生労働省ホームページ

一般の方向け情報提供資材

  1. まずはこちら
  1. もっと詳しく情報を知りたい方へ

HPVワクチンの接種を受けた方へ

HPVワクチンの接種を受けた後は、体調に変化がないか十分に注意してください。
詳しくは、「HPVワクチンを受けたお子様と保護者の方へ」をご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ先

子育て支援課 母子保健係
〒879-0492 大分県宇佐市大字上田1030番地の1 本庁舎1階

電話番号:0978-27-8145
ファックス:0978-27-8227

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