子どもの成長に合わせた歯みがきポイント

更新日:2022年04月01日

歯が生える前に気を付けたいこと

赤ちゃんのお口の中にむし歯菌はいません。

周りの人の唾液から感染します。

スプーンやコップなどを共有することで感染します。周りの人の唾液が口のなかに入らないように注意しましょう。

歯みがきを始めるタイミング~乳歯の生え始め~

最初の前歯2本が生えてきたら

楽しい雰囲気で、優しく口唇や鼻、頬にさわったり、つまんだりして刺激を与え、口の周りをさわられる感覚にまず慣らしから、マッサージしてあげましょう。

ガーゼなどに指を巻き付け、歯の表面を擦るようにして汚れをふき取ります。

目安:1日に1~2回程度

歯ブラシ使用開始時期までの慣らし期間=シリコン歯ブラシで感覚ならし

「食事のあとは歯みがき」の習慣づけ

離乳食のスプーンの横にシリコーン歯ブラシを置き、食後に口の中に入れて歯みがきの真似、またはカミカミしましょう。手のひらでほっぺをさわったり、人差し指のはらで口唇をさわったり口をさわられることになれることが歯みがき好きになる第一歩です。

他の前歯も生えてきたら

赤ちゃんが持ってカミカミ=ナイロン歯ブラシの感覚ならし

歯みがきを開始します。歯みがき剤はいりません。力を入れず、1本1本軽い力でみがきましょう。

上唇にあるひものようなもの(上唇小帯)に歯ブラシがさわると痛いため、反対の手の人差し指で上唇をめくって上唇小帯をガードしながらみがきましょう。

下記の動画で歯みがきポイントを確認しよう! 出典:日本歯科医師会HP「日歯8020テレビ」

子どもの成長に合わせた歯みがきのポイント~1歳6か月頃~

1歳6か月頃になると、一般的に第1臼歯が生えてきて、上下の奥歯のかみ合わせができ始め、特にむし歯への注意が必要です。丈夫でよい歯並びを目指すために、正しいむし歯予防の知識を身につけ、実践しましょう。

むし歯になりやすい乳歯はどこ?

1~2歳までの乳歯は、歯ブラシの毛先が届きにくい歯と歯の間や歯の根元、下の前歯に比べてだ液による洗い流す作用が届きにくい上の前歯がむし歯になりやすいです。

前歯のつけ根に白い部分を見つけたら、初期のむし歯の可能性が!歯みがきをていねいに行いましょう。

もしも茶色や黒っぽくなっている部分を見つけたら、すぐに歯医者さんに相談しましょう。

寝かせみがきで効果的な仕上げみがきを

生えたての乳歯はやわらかく、特にむし歯への注意が必要です。歯ブラシの感触に慣れさせるとともに、特に夜寝る前はていねいに仕上げみがきをしましょう。

仕上げみがき上手のポイント

  • 笑顔でやさしく歯みがきに誘い、楽しい雰囲気をつくる(歌や絵本などの活用もよい)
  • 歯ブラシを持った反対の手の人差し指で上唇をめくって、上唇小帯(上唇にあるひものような組織)をガードしてあげると、上唇小帯に歯ブラシがあたらず痛くない
  • 歯ブラシは鉛筆を持つように少し短めに持ち、軽い力で小さくチョコチョコとみがく
  • 大人が楽しく歯みがきしていると、自分も歯みがきしたい気持ちになるため、大人が楽しく歯みがきを
  • 歯みがきできたら「きれいになったね」「気持ちよくなったね」と一緒によろこぼう
下記の動画で歯みがきポイントを確認しよう! 出典:日本歯科医師会HP「日歯8020テレビ」

子どもの成長に合わせた歯みがきのポイント~3歳頃~

3歳頃になると、個人差はありますが乳歯がほぼ生えそろいます。大人と同じような物が食べられるようになり、食の幅が広がります。そのため、歯の汚れが残りやすくなり、むし歯になりやすい時期でもあります。自分で歯みがきする習慣をつけさせるとともに、保護者の仕上げみがきでしっかりケアしてあげましょう。

乳歯のむし歯を放っておくと大変なことに!

乳歯のむし歯は進行が早く、歯と歯のすき間の見えにくいところで大きくなり、広範囲に広がりやすいという特徴を持っています。乳歯のむし歯が多くなると、よく噛めないことからあごが育たず、永久歯の歯並びが悪くなったり、永久歯になってからも歯がみがきづらく、むし歯が増えてしまうことになります。

乳歯をむし歯にしない歯みがきのコツ

食事のあとには、子どもに自分の歯ブラシを持たせ、歯みがきをする習慣をつけましょう。そのあと、保護者がしっかり仕上げみがきをします。

子どもに自分みがきの習慣を

  • 保護者が使う仕上げみがき用の歯ブラシとは別に、自分みがき用の歯ブラシを用意する(自分で好きな歯ブラシを選ぶとさらにモチベーションアップ)
  • 自分みがきの習慣が身につくように、子どもにも正しい歯みがきの仕方を教えてあげ、保護者が見守りながら歯みがきをする
奥歯のみがき方のポイント

奥歯はかむ面のみぞが深く、複雑な形をしているので歯の汚れがたまりやすく、むし歯になりやすい部位です。また、歯と歯ぐきの境目、歯と歯の間などにみがき残しが多くみられます。

汚れが残りやすい部分をていねいに歯ブラシでみがき、子ども用の歯間ブラシやフロスを使うと歯と歯の間の汚れがきれいにとれます。

この記事に関するお問い合わせ先

子育て支援課 母子保健係
〒879-0492 大分県宇佐市大字上田1030番地の1 本庁舎1階

電話番号:0978-27-8145
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