「院内つみ草料理の会」だより Vol.1

更新日:2020年04月01日

会長あいさつ
会議の様子

同日、「つみ草料理の会」の第1回研修会を設立総会記念講演会として開催しました。

講師は、佐賀市富士町で山野草料理の「森の香 菖蒲ご膳」を開業されています西要子さんです。

西さんは、長年勤務をされた富士町役場を早期退職され、「山野草つみ草料理愛好会菖蒲ご膳」の活動に全精力を傾注し、現在の食事処「森の香 菖蒲ご膳」の代表を務められています。

西さんのお話に会員も興味津々な様子で聞き入っており、これから活動が始まる「院内つみ草料理の会」にとっては、とても有意義な研修となりました。

散策の様子
橋

講演会の後、講師の西さんと南院内を散策してみました。

日頃はなかなか気付きませんが、足元を見ながらゆっくりと歩いてみると、わずかな時間でも沢山のつみ草を見つけることができました。

南院内にある滝貞地区と小平地区は院内の南部に位置し、ここに広がる棚田は「日本の棚田百選」に選定されています。また院内には沢山の石橋がありますが、ここにある石橋は滝貞と小平地区を流れる谷川が合流するところにあることから「両合川橋」と呼ばれており、以前は二つの集落をつなぐ大切な生活道として活躍していました。

優しく美しい両合川橋が棚田に溶け込んだのどかな景色を眺めていると、心が癒され時間も普段よりゆっくりと流れているように感じられました。

両合川橋で見られた野草
キンランソウ ☆キランソウ 川添いの大きな石に張り付いたように広がる濃紫色の小さな花をつけた植物がキランソウです。色鮮やかでなので、すぐに目にとまりました。
地域によっては「イシャイラズ」とも呼ばれているそうで、乾燥させたものを煎じて飲むと高血圧症などに効くと言われています。生葉汁は皮膚トラブルに用いられるそうです。
ヒメジョン ☆ヒメジョン ヒメジョンは50~100センチくらいになるり、白く可愛い花を咲かせます。
☆フジ 川の流れからゆっくりと目線を上へ向けてみると、生い茂った木々の間から、フジが目にとまりました。
フジの花は淡紫色で20~80センチくらいに長く枝垂れて咲きます。
花からからは甘い香りが漂い、心が落ち着きます。
また、フジの花の天ぷらは、食べると口の中でほんのり花の香りが広がります。花を砂糖漬けにして作る飲料水やゼリーは見た目もきれいです。
スイバ ☆スイバ 華やかさがないスイバはあまり目立ちませんが草丈は50~100センチにもなり、家の近くでもよく見かけます。茎は直立しており、枝分かれした上部に夏から初夏にかけて小さな花をつけます。
茎などを噛むと酸っぱい味がすることから「スイバ」と呼ばれているようです
たんぽぽ ☆タンポポ タンポポは皆さんもご存じのとおり黄色い花を咲かせます。その根は長く生命力の強い植物です。根には健胃など効く成分があると言われています。☆ガキドオシ カキドオシは、茎が長く横に這い、葉は長い柄があり、葉は揉むと強い香りがします。子どもの癇の虫、糖尿病などに効くと言われています。
アザミ ☆アザミ アザミは葉や茎に鋭い刺針があります。しかし、ミネラル分を多く含んでいると言われています。油で揚げるとトゲのチクチク感が和らぐので、天ぷらでおいしくいただくことができます。
オオバコ ☆オオバコ オオバコは人などがよく踏む道路脇などに生えており、皆さんも良く目にする雑草です。
子どもの頃、花穂を根本から取り、二つ折にして友達と引っぱりっこをして、どちらが先に切れるかという遊びをしたことがありませんか?
オオバコの種子は昔から視力低下など眼病に効くと言われ用いられてるようです。
キンランソウ
ヒメジョン
藤
スイバ
たんぽぽ
アザミ
オオバコ

次回の研修は、院内で摘んできた山野草を使った「つみ草料理」に挑戦します。お楽しみに!!

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