佐田の文化遺産「鉱滓」の展示施設が完成しました(佐田地区まちづくり協議会)
幕末の佐田には大砲がありました
9月28日(水曜日)、佐田地区の歴史と文化を伝える「鉱滓(こうさい)」展示施設のお披露目式が行われました。
幕末の佐田地区は交通の要衝として栄えた地域で、地元の有力者である賀来家が佐田神社内に民間で初めて反射炉(金属融解炉の一種)を建造し、西洋式の鉄製大砲を製造したと伝わっています。
反射炉は現存しませんが、銑鉄を溶かした際に生じる鉱滓は、当時の一大事業を今に伝える貴重な資料であるため、今回この鉱滓を近くで見ることができる展示施設を製作しました。
展示されている鉱滓は、平成14年頃、当時の安心院町に寄贈され、しばらくの間、旧安心院中央公民館にあったものです。地域のみなさんの熱心な活動により、地元・佐田の地に戻りました。
佐田地区には、神社内の反射炉用耐火煉瓦壁のほか、近隣には佐田京石やイチイガシなど多様な史跡や文化遺産が残されています。
「ロマンの風吹く ふるさと佐田」を訪れてみませんか?
まちづくり協議会では、毎年、11月3日(文化の日)に、佐田の名所を巡る「佐田時代めぐりウォーク」を開催しています。
時代めぐりウォークの開催については こちら をご覧ください。
お披露目された展示施設
反射炉に使われていた耐火煉瓦でできた塀
紅葉が美しい佐田神社
市指定史跡 佐田京石
まちづくり協議会について
地域のみなさんが一体となり、地元を盛り上げていくための組織です。
「地域コミュニティ組織」とも呼ばれています。
市内では19の組織があり、安心院地域では下記の4つの協議会が活動を進めています。
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更新日:2022年10月27日