熱中症に注意しましょう!
熱中症は例年、5月頃から発生し、梅雨明けの7月下旬から8月上旬に多発する傾向があります。体が暑さに慣れていない時期からの、熱中症予防対策が大切です。
熱中症とは
高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能が上手く働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。
熱中症の発生場所

【出典】令和4年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況(総務省)
熱中症といえば、その多くが炎天下の屋外で発症していると思いがちですが、「住居の室内」でも熱中症は多く発症しています。
その理由は、外気温が高くなると、思っている以上に室温も上昇していることに多くの人が気づかないからです。
こどもと高齢者は熱中症に特に注意が必要です!
こどもは、体温調節する機能が大人と比較して、未発達です。また、全身に占める水分の割合が大人より高く、外気温の影響を受けやすいため、熱中症になりやすいです。
高齢者は温度に対する感覚が弱くなり「熱い」と感じにくくなったり、のどの渇きを感じにくくなるため、熱中症になりやすいです。
熱中症による死亡者の約8割が高齢者です。
熱中症の症状
以下の症状が現れたら注意が必要です。
<重症度1>めまい、たちくらみ、手足のしびれ、筋肉のこむら返り、気分が悪い・ぼっーとする
<重症度2>頭痛、吐き気、倦怠感、意識が何となくおかしい
<重症度3>意識がない、返事がおかしい、けいれん、まっすぐ歩けない、体があつい
熱中症の予防のためのポイント(室内編)

直射日光を遮りましょう
すだれや遮光カーテンを活用して、直射日光が直接部屋に入らないようにしましょう!
エアコンや扇風機を上手く活用しよう
・エアコンの風が体に直接当たらないように風向きを調整しましょう!
・エアコン使用中もこまめに換気をしましょう!(窓やドアなど2か所をあける、扇風機を併用する)
・エアコンの機能が低下しないように、お手入れをしましょう!
のどが渇く前に水分を補給しましょう
室内でも、のどが渇く前にこまめに水分を補給しましょう!
室温を確認しましょう!
室温や湿度を確認して、快適な室内環境を保ちましょう!
熱中症予防のためのポイント(屋外編)

日差しを避けましょう!
・涼しい服装、日傘や帽子を活用しましょう!
・涼しい室内に入れなければ、外でも日陰へ移動しましょう!
こまめな水分補給や塩分補給をしましょう
・1日1.2リットルを目安に、水分を摂りましょう!
・大量に汗をかいた時は、塩分補給も忘れずに!
熱中症になってしまったら
めまいやたちくらみ等の軽度の症状の場合は、「水分や塩分の補給」、「涼しい環境で休む」、「太い血管のある脇の下、首や足の付け根を冷やす」等で対応しましょう!
重症度2以上の症状がある場合や、上記の対応で症状が改善しない場合は、速やかに医療機関を受診しましょう!
熱中症警戒アラートについて
環境省と気象庁は、熱中症予防対策に資する効果的な情報発信として、 令和2年7月から関東甲信地方で、「熱中症警戒アラート(試行)」の発表を実施しました。令和3年4月下旬からは全国を対象に、運用を開始しています。
令和5年度の暑さ指数(WBGT)・熱中症警戒アラートの情報提供は、4月26日(水曜日)から10月25日(水曜日)まで実施いたします。
「熱中症警戒アラート」とは
「熱中症警戒アラート」は、熱中症の危険性が極めて高くなると予測された際に、危険な暑さへの注意を呼びかけ、 熱中症予防行動をとっていただくよう促すための情報です。
熱中症の危険性が極めて高い暑熱環境になると予想される日の前日夕方17時と、その日の朝5時に発表されます。
LINEアプリを活用した熱中症警戒アラート・暑さ指数の情報配信
環境省は、LINE公式アカウント「環境省」を開設し、熱中症予防対策の情報配信を開始しました。お使いのスマートフォンなどのLINEアプリで、LINE公式アカウントを友だち追加していただくと、 熱中症警戒アラートの発表や暑さ指数の情報を、受け取ることができます。
LINEアプリを活用した熱中症警戒アラート・暑さ指数の情報配信
関連サイト・リーフレット
熱中症(疑い含む)による救急搬送状況(大分県 生活環境部 消防保安室)
この記事に関するお問い合わせ先
健康課 健康増進係
〒879-0492 大分県宇佐市大字上田1030番地の1 本庁舎1階
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ファックス:0978-27-8227
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更新日:2023年07月11日