動物に嚙まれたり蜂に刺された時の対処
マムシに噛まれた時
マムシの特性
・太く短い体型で、頭は三角形の特徴をしています。体色は赤褐色で、左右に楕円形の暗色斑があります。
・全国的に分布し、春から秋にかけて多く見られます。平地から山林と広く生息し、水場近くに出ることが多く、よく河川の周辺や田畑で見かけられます。
・性質は臆病ですが、不用意に近づきすぎた場合に咬みついてくることがありますので、マムシを発見した場合はそっと離れるのが一番のようです。
マムシから身を守る方法
・陽の当たらない湿った場所などマムシのいそうな所では、ゴム手袋、長靴を着用するなど肌の露出を控えてください。
・草刈りや落ち葉をかきわけるときは、最初に鎌や棒などを使い様子を見て、マムシを見つけたら、刺激をせずにその場を離れてください。
マムシに噛まれた場合の対処
・救急車を呼ぶか、マムシの血清を備蓄している医療機関に連絡し、受診してください。(※必ず事前に血清の在庫を確認してください。)
・噛まれた箇所の感染症を防ぐために流水で洗浄し、受傷部位を心臓より低く保ち、安静にしてください。
・緊縛(咬傷部より心臓に近い側を縛る)や吸引(咬傷部から毒を吸い出す)は末梢側の血流障害や感染のリスクがあるため、無理に行う必要はありません。
マムシの血清備蓄医療機関 (PDFファイル: 114.0KB)
野良犬に噛まれた時、野良猫に引っかかれた時

野良犬に噛まれたり、野良猫に引っかかれた場合には、感染症により発熱したり細菌の病気に繋がる危険性があります。
野良犬に噛まれたり野良猫に引っかかれた時
・小さな傷でも石鹸を使用し水でよく洗い流し、清潔なガーゼやタオルを当てて包帯をしてください。
・感染の危険性があるので、必ず外科や皮膚科などの病院を受診してください。
蜂に刺された時

スズメバチやアシナガバチは春から秋にかけて活動し、7月から9月頃は攻撃性が高まると言われています。
スズメバチなどの毒針に刺されると、痛みや腫れを伴い、アナフィラキシーショックにより呼吸が停止する場合もあります。
スズメバチやアシナガバチに刺された時の対処

・傷口を強く絞りながら水でよく洗います。口で吸ってしまうと、口の中の傷口から毒が体内に吸収される危険があります。
・刺された箇所に針が残っている場合は、払って落としたり、毛抜きを使って抜いてください。
・傷口に抗ヒスタミン軟膏やステロイド軟膏を塗ったり、水や氷で冷やしてください。
・早めに皮膚科などの病院を受診してください。
以下の事象に該当する場合は直ちに病院で治療を受けてください
・発疹、吐き気、呼吸困難、下痢を伴う腹痛などの症状が出た場合(ご自身で病院へ行くことができない場合は直ちに救急車を呼んでください)
・目を刺された場合、多くの箇所を刺された場合
・以前ハチに刺されたことがある場合(アナフィラキシーショックを起こす危険性があります)
エピペン(アナフィラキシー補助治療剤)

アナフィラキシーの反応があらわれた時に使用し、医師の治療を受けるまでの間、症状の進行を一時的に緩和して、ショックを防ぐための補助治療剤です。
農作業やハチの巣駆除などの仕事に従事されている方は、あらかじめ医師に相談し、エピペンの処方を受けるなどして備えておいてください。
この記事に関するお問い合わせ先
危機管理課 防災係
〒879-0492 大分県宇佐市大字上田1030番地の1 本庁舎3階
電話番号:0978-27-8111
ファックス:0978-27-8234
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更新日:2024年11月27日