令和6年度 人権連続講座を開催しました!
今年度の人権連続講座は終了いたしました!
今年度も人権連続講座を6月から部落差別を始め、高齢者の人権について、LGBTQについての講座を開催しました。ひとりひとりの人権意識を高めより良い街にしていけるように開催しています。来年度も開催予定ですので是非ご参加ください!!誰もが住みよいまちづくりを一緒に目指しましょう!
場所
宇佐市隣保館
2階 集会室
【第1回】 6月13日木曜日(19:00~21:00)終了しました
演題:「子どもは社会をつくっていくパートナー」
講師:奥田展代(おくだひろよ)さん
感想
・チャイルドラインおおいたの活動について、大変ありがたいと思いました。奥田先生の話から、子どもの気持ちの受け止め方、話の聴き方を学ぶことが出来て良かったです。
・実際に子どもたちとの関りを通して、体験談などをお話ししてくださったので分かりやすかったです。相談しやすい環境づくりについて、もう少し伺ってみたいと思いました。とても勉強になりました。ありがとうございました。
・60歳を過ぎて、大人として、こらからの子どもたちに伝えたいこと、知ってほしいことが、いろいろな面からそれぞれたくさんありすぎて、自分の頭の中で整理できてない日々が何年か続いています。その時、その時に、これまでの研修や今日の研修で学んだことをもとに、自分で考え、大人や子どもたちにことばで伝えているばかりです。日々反省も多く、「あ~…。発したことばは消えないんだ~。」なんて思ったりもします。いくつになっても自分の心の居場所はどこだ……とさがしているようです。本日は奥田先生ありがとうございました。
・チャイルドラインの活動・しくみを知ることができた。悩みを話せない子どもがいること、苦しい思いをしている子どもがいることに気づける大人になれているか?自分の心に問いながら生活していこうと思いました。ありがとうございました。
・先生のお話は、とてもわかりやすく、勉強になりました。相談で「わかる」と言うのはダメ!と聞いて、そうか自分とその人はちがうのに、わかるって言葉は一番むせきにんなんだと思いました。ありがとうございました。
・実体験に基づく話を聞かせていただき、ありがとうございました。人権を尊重する上で、人の話を否定せず聴くことが大事、それが相談できる関係性づくりにつながる、話せる人がいることで生きていける。
・チャイルドラインがどんなことをしているのか知ることができました。知らないことが多かったです。子どもの声を聴く。相談しやすい環境をつくる。をいつも心がけていきたいと思いました。そのためには、おとなも心に余裕がないと難しいこともあると思いました。
・未来のある子どもたちが、自分の存在を消したいと思うことがあるなんて…。大人側が、もっともっと自分の問題として見つめ考え直していかなければ…。自分を振り返る。丁度そんな時期、年齢になりました。ありがとうございました。
・チャイルドラインの活動、人権擁護委員としての活動について、ほぼ理解できました。人の気持ちを理解することは、本当に難しいんだ。きめつけないで、相手の立場、気持ちに共感、よりそうことが大切だということを再認識できました。自分には決めつけて、お説教しがちな点があると反省しました。
・チャイルドラインの動きがよくわかった。子どものいる場所を知らせてあげられる。あなたの気持ちはよくわかるということはNGの言葉。〇〇についていっしょに考えてみようかと気持ちに寄りそう…自分のこれまでを振り返られた。
・宇佐のせせらぎの会。不登校の子どもを持つ親の居場所があることを知った。知り合いの親の悩みを聞いて、何も言ってあげられなかったので、この会を知らせてあげられたらいいと思った。
・学校の教師として働く中で、児童に相談されることが多々あった。そのつど自分の正しいと思ったことを言っていたけど、今回の話を聞いて、正しいと思っていたのは自分がその方法で解決しただけで、相談してきた児童の答えとしては正しいかはわからないと思いました。ただ答えを教えるのではなく、その子がどうしたいのか、どうしたら安心するのかを一緒に考えないといけないと思いました。
・小学校で勤務していますが、子どもの話を聞くことが難しいと思うこともあります。今日のお話を聞いて「子どもの話を否定せずに聞いてほしい」と思っていることがわかり、今日までの自分はどうだったか考えさせられました。でも否定せずに聞くだけでも子どもの心を軽くするとがわかり、今からでもやってみようと思いました。ありがとうございました。
・「生涯学びつづける」奥田先生そのものだと感じました。困りのある方、困っている方の私にできることがあれば役に立ちたいと思っていますが。お話を聞いて、立ち止まり、見方をかえてみることも必要性をかんじました。ありがとうございました。
・◎チャイルドラインで子どもから相談を受けた経験。◎人権擁護委員がSOSミニレターに返事を書いたことに対して、受け取った中学生が生きる希望を取り返したという事例。とても心に響きました。困っている人が「助けてほしい」と思い出してくれる存在になれたら……と思います。その為には、大人も心の居場所(心の仲間)が必要だと感じています。つながっていきたいと思います。
・今の時代、子どもたちは本当に寂しがってると思う事がよくあります。両親は忙しく、話を聞いてもらったり、自分に時間を使ってくれる余裕がないんだと思います。子どもは大人に気を使う…。寂しい時代です。だからこそ、子どもや周りの人たちに寄りそえる言葉を使えるように、心に余裕をもちたいと思いました。
・悩みをかかえた子どもに傾聴の姿勢(あいづち、くり返す、要約)で聞くというお話を聞いて、自分はすぐに結論を出そうとして、「なぜ?」「どうして?」とどんどん、こちら主導で子どもたちに話させている日々にハッとさせられました。これでは、子どもが「相談したい」という気持ちになれないと思いました。また「〇〇をしてあげなければ!」と上からの目線で接していたのではとも思いました。人の話が聴ける人をめざしていきます。
・子どもたちがどんな気持ちをもっているのか、一部ですが聞けてよかったです。傾聴が大切と改めて感じたし、自分はできているかなと振り返るきっかけにもなりました。ありがとうございました。
・今日は大変良かったです。ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
・チャイルドラインで、性についての相談を受けているとの事で、知らなかったので、あらためてすごい事だと思った。かけがえのない仕事だと思いました。子どもたちが笑顔で(大人に気遣う)という言葉で、ショックでした。ありがとうございました。
・自分の知らない世界を身近な言葉で話していただき感謝しています。
・チャイルドラインを利用している子どもさんの様子を聞くことができて良かった。「話を聞く(聴く)だけで解決まではしない。その子の居場所をつくってあげる。」という話に、それだけで命をつなげていけるのかと思った。話を聞いてくれる人がいるだけでいい。学校現場にも、そんな所があればいいなと思った。(学校は解決までしないといけないんでしょうが…)チャイルドラインを利用できない子が、もっと良く知って利用できるといいと思った。気持ちが分かる…NG。気持ちに寄り添う、共感する。→気を付けていきます。ありがとうございます。
・チャイルドラインでの活動を通して、耳を傾けるということや心構えであったりを考えさせられました。思い込みやかたまった物の見方を意識して、自らを軌道修正していきたいと思います。
奥田さん
様子
【第2回】 7月11日木曜日(19:00~21:00)終了しました
演題:「宇佐市在住外国人の現状と今後」
講師:高坂亮佳さん(こうさかあきよし)
感想
・宇佐市に1000人以上の外国の方がいるなんてびっくりしました。そんな人たちと友だちになりたいです。
・外国人についていろいろ知ることができた。
・海外の経験の話がよかった。今後の活動に期待します。
・経験実態にもとづいたお話で大変ためになった。外国人が今後宇佐に住む中での問題、懸念を今後解決できる環境を作っていければ。
・宇佐市に住んでいて、自転車で移動されていたり、お買い物に来られている時に、外国から働きに来ている方々を良くお見かけしていました。借金をしてまで、わざわざ働きに来ていることを初めて知りました。知らないことがたくさんあって、もっといろいろとお話を聞きたかったです。ありがとうございました。
・高坂さんのとても熱のこもったお話はとても楽しかったです。ステレオタイプのお話、知ること、興味を持つこと、経験をもとにしたお話は心に残りました。高坂さん自身のお話を聞くと、私が知ろうとしないことから生まれる偏見に改めて気づきました。ありがとうございました。
・多くの経験をされていて、納得する話が聴けました。ステレオタイプが自分の中にある。ステレオタイプから偏見が生まれる。興味をもつこと、知ることで差別がなくなるという話が強く心に残りました。
・在住外国人の困りや今後の課題を、実際に相談事業に携わる人の声を通して聞くことができた。ニュースだけでは知り辛い現状を知れて良かったです。明瞭で分かりやすいと感じました。
・まずあいさつから始めて、外国の方と知り合い、友だちになりたいです。
・宇佐市の人手不足の担い手に、外国人労働者の方々が頑張ってくれている現状の詳しい話が聞けて、理解が進みました。宇佐市外国人相談センターのきめ細かい相談業務や取り組み、地域や行政との連携を知る事が出来て良かったです。カトリック教会にも日曜のミサにベトナム人、フィリピン人、韓国人の方が参加しています。ここ7~8年の間に入れ替わりながらコンスタントに青年たちが帰属して、帰国又は移住していきます。SNSで交流が続いているケースもありますが、日本に来て良かったと、少しでもお互いを理解できればと思っています。教会の庭で畑を借りている若者たちもいます。
・質問に対して具体例が多くわかりやすかった。
・自分がベトナムに住んだとしたら想像してみると→困るとかたくさんあるし、不安になると思う。そんな時に相談機関があるのとないのとでは、大きくちがうと思う。今回の講演を聞いて自分たちに何ができるのか考えることができたから、外国人と言っても、日本人が海外に行けば、同じように外国人となるので、お互いに助けあえるコミュニティでありたいと思いました。ステレオタイプ→偏見につながるので自分の思い込みだけでなく、実際にふれあうことを大切にしたいです。ありがとうございました。とてもお話が上手であっという間に時間がすぎました。
・とても楽しく話が聞けました。自分の中のステレオタイプの部分にドキッとしました。宇佐にいる外国籍の人と仲良くできたらいいなと思いました。
・相談センターでの相談の様子で、相談員の方が日々丁寧に対応されている姿には頭が下がります。異文化体験は、共生社会を築くために必要。ステレオタイプで偏見が生まれてしまうのは、まったくそうですね。なぜか中村哲さんを思い出しました。
・外国人労働者の仕組み、彼らの困りごとなど、抽象的なイメージしかなかったものが、具体的にわかるようになった。ステレオタイプ、偏見はどうしようもないことではなく、まず意識を向けることが大事だと思った。
・たぶんとても人権的にフラットな考えだったので、すんなりお話が聞けて、心に残ったのだろうなと思います。私ももしも在住外国人の方と知り合えたら、今日のお話を思い出して対応したいと思います。ありがとう
・本日はありがとうございました。初めて参加させていただき、大変勉強になりました。
・知っていたことや知らなかったことを知れてよかったと思うからです。宇佐市の中の子どもにも外国籍の子が増えているので、現状が知れて良かった。
・日本人からの相談内容、外国人からの相談内容がよくわかりました。外国人相談センターの活動もよくわかりました。ありがとうございました。“日本に来てよかった”と言ってもらえるように、自分にできることを今後も取り組んでいきたいと思います。今後外国人がどんどん宇佐に入って来ると思われますが、市役所や教育委員会の考えや取り組みがどう変わってきたのか……。行政の方が遅れているように思われます。そちらの方への働きかけも大切だと思います。
・宇佐市で直接、外国の人とふれあったことはまだありませんので、本音でいうと不安です。相手の言うことをわかりたいという思いはいっぱいです。さいごの海外旅行のお話のところで、宇佐市でも異文化体験ができるというお話があったので、これからは少し勇気を出したいという気持ちになりました。質問のときの不安は、ことばでコミュニケーションがとれない(自分は日本語のみ)ことによるものが多いです。
・初めて話を聞きました。もう少し教えてほしい。二回目あるといいなあと思いました。差別をなくしたいからです。体をこわさず頑張ってまた来てください。
・さまざまな国、地域の人々とともに暮らしていくうえでの課題が示され、ではどうしていけばよいのかという示唆もあったから。ありがとうございました。
・歯切れのいい話し方でよく聞き取れることができました。自分自身の偏見が
少しなくなったような気がしました。このような機会があったこと大変ありがとうございました。
・多くの経験や相談対応に基づくお話しありがとうございました。技能実習制度の名の下で、本来目的の技能や技術の移転ではなく、労働者不足の穴埋めがなされていると思っていたことが確信となりました。また、実習生をはじめ外国人の悩み等も認識できました。技能実習制度は法改正により、育成就労へと在留資格は変わりますが、相手の立場に立った考え方に変えていかなければ進歩はないと思います。何ごとも人権の尊重です。

高坂さん

様子
【第3回】8月8日木曜日(19:00~21:00)終了しました
内容:「部落差別について(結婚差別)」
講師:帆足美鈴さん(ほあしみすず)
感想
・お話は良かったのですが、私の方が寝不足で所々聞き逃してしまったのが残念です。
・人権の学習や講座を受けるたびに思う事ですが、他人事にせず、何でも自分の事として考えるのが大切だと感じます。
・ありがとう大変良かったです。元気をもらいました。これからもよろしくお願いします。私もがんばります。
・話から深い学びを得た。
・部落差別の現実を、生の声を聞くことができました。改めて正しく知ることの大切さを学ぶことができました。そして、帆足さんのお兄さんの人現性のすばらしさに感銘を受けました。
・私の住んでいる町にも同じ立場の方がいますし、同級生の中にもいます。今回の講座を拝聴し、私自身も「部落差別」の勉強をしていきます。
・兄の理解に支えられて、おかしいことに対しては納得がいくまで、学習しまわりにも広げていった帆足さんの力強い生き方に元気をもらいました。まわりの人とつながって、しなやかな、したたかな生き方を私もしていきたいなぁと思いました。実は私も結婚差別と思われるような経験をして、自分の生い立ちに絶望し、命を落としかけたこともありましたが、その時に支えてくれたのは、一人の友達でした。親をうらみ、自分の親を差別する側になっていたように思います。その友達の言葉で気付きました。私が生まれてきたことには意味があると思うので、人が困ったときに支えになれる人に!と思いながら今は生きています。
・帆足さんのお母さんが亡くなられる前に言った言葉に、自分自身の学習の大切さを改めて感じた。印象に残った言葉-「人を憎んだらいかん、憎むんなら部落差別を憎む」「関係ないではなく関係はできる」「知ること、なかまをつくることが大事」-大切にしていきたいと思います。ありがとうございました。
・被差別部落に対しての世間の目、ずっと昔から言われている事がしっかりと根付いている現状、心が痛かったです。実兄がいること(わかってくれている)がすごく心強いし、母とのきずなをつなげてくれた事が大切な力になったと思います。自分自身の差別に気づく学びが力になったという話にパワーをもらいました。
・結婚差別を実際に受けた体験を聞くことがほとんどなかった。お母さん自身も知らないことで差別が生まれてしまったこと。本当は親としてもつらかったのではないかと感じた。周囲がさらに差別を作ってしまうのだろうと思う。私はつれ合いと知り合ってすぐ打ち明けられました。学校で勉強していたので(つもり)あっさりと受けとめたけれど(つもり)、お話を聞くとまだまだ足りないと感じています。ありがとうございました。
・学習をしてお礼の手紙を出す→これで終わりになっていないか、この続きを取り組んでほしい。この言葉にはっとさせられました。色々な会に出て色々な体験を聞いて、それを次につながるものとしてできていない自分がいました。また、子どもたちにも人権に関わる学習をしていっても、それが子どもたちの日常の生活に根をはれていただろうかと反省しました。「学び続ける」こと「それを生かす」ことをこれからも続けていきます。
・学校と隣保館の関わり方をあらためて考えさせられました。一緒に部落差別をなくしていこう。何かあったらすぐ話せる関係をきずいていこうとする意識を持ち続けていくことは、すごい力になると思った。
・実母の差別的な態度は、学習不足のためで「差別をにくむ」気持ちになれた部分が変わり目と思った。差別のキツさが「実母だから」よけいに伝わってきた。兄さんは人を見て判断し、母を説得した強さも感動した。母が亡くなる2ヶ月前に和解できた所にすくわれた。久々に涙腺がゆるみました。
・本日は大変貴重なお話を聞くことができて良かったです。人権学習の大切さ必要性を改めて考えさせられました。人権学習、知識を互いに学ぶことで不幸な出来事がおこらないように努力が必要‼人間は努力しても変えられることと変えられないことがある。でも自分の生き方は努力して変えられると、、、気付きが大事‼お兄さんはすばらしい方ですね。家族の中に理解者がいると心強いものです。他人ではありますが感謝します。本当に立派な方ですね。
・学習すること、仲間をつくることの大切さを改めて感じました。部落差別は必ずなくせると思っています。みんなで共にがんばりたいですね。(学習の日常化と行動)最後にみんなで声を出したのは良かったですね。
・やさしい語り口で、厳しい部落差別の現実を教えていただいた。なぜこの差別が何年も続いているか。これをなくすために努力していきたいと思う。帆足さんも言われていたように、みんなと連帯して取り組んでいきたい。
・同和問題の差別は許されないこと皆んな(身近な)人に伝えていく事が大事だと思います。結婚差別によって、生まれて来る大切な命を喜びや幸せをうばっていく差別、悲しい現状がある事が淋しいくやしいです。帆足さんのお兄さんが理解者であったことが私の心に光が、あたたかさが、心にしみました。家族にひとりでも理解者がいれば、人として「差別がおかしい」とたくさんの人が気づいてもらいたいです。発してもらいたいです。
・なぜ部落差別が残り続けるのかと腹立だしく思い続けています。今回ご自分の
生きざまをお話いただき“部落問題を自分の問題としているか”を問い直すことができました。自分の生き方を問い直しつつ生きていきます。
・今日話を聞いていて、親が結婚の事で部落差別するのかなぁって思っていました。差別される二人と母の気持ちを考えさせられました。自分におきかえて心に問いかけていくと胸がズキッとしました。美鈴さんいい人と結婚できて良かったナァと思いました。兄さんが守ってくれて、話し合うことができて良かったと思いました。
・帆足さんが障害を持って生まれた生い立ちから今のお連れ合いさんとの結婚に至るまでのエピソードを詳しくご自身の言葉で語ってくださいました。自分の大切な母から部落差別を受けたことの苦しさつらさの経験から、隣保館の指導員として、部落差別について多くの方に伝えている行動に熱を感じました。毎回今日のような講演をたくさん聞いてきましたが、それで終わるのはいけないと思います。部落差別について無知な世代の自分の両親に話をすること。自分の身内に部落差別につながる事象が起こった時に、自分の人権感覚がためされるので冷静に対応していきたいです。
・差別を受けたことがあるから、その辛さが理解でき、その経験を伝えることができたのだと思います。だからこそ被差別部落に差別心を持つことなく、母親に自分の気持ちを伝え、説得しようとする強い心を持っているのだと思いました。私は自分の気持ちを親にぶつけることができるのかと問うたとき、できないだろう。できる自信がありません。私はまだ知識に自信がなく、正しく伝えられるかが不安です。わからないことを聞いて、生徒たちに伝えていきたいですし、「怒り」を持って差別のおかしさを伝えていきたいです。
・隣保館だよりを見て、とっても期待して来ました。分担を変更してもらって。帆足さんの熱、信念が伝わるお話でした。保護者への啓発、学校と地区の保護者がつながる。運動体と教師がいっしょに考えていくこと等々、教職員に方向づけと意欲づけをしていただいたと感じています。「知らない、関係ない」が、一番の差別、自分自身もそして子どもたちとも意識し合いながら、これからもがんばります。
・帆足さんの今までの経験から部落差別に対する思いを聞いて、私が学校で子どもとしっかりと考えていきます。取り組みを進めていく時に、わからないことがあると思うので、隣保館の指導員さんに相談に行って、たくさんお話をしたいと思いました。今日はお葬式で大変な時に、講演してくださり、ありがとうございました。
・帆足さんの子どもの頃からのお話で、障がいを持っていることで、結婚を反対されたこと…。部落差別以外にも障がい者差別での結婚差別の話を聞くのは初めてでした。他にもお母さんとのことで「帆足さんのお母さんも被害者だと思った」というのを聞いて、はっとしました。そういう‘’人を憎まず、差別を憎む‘’というところまで、私は学習が足りていないと、自分を振り返りました。とにかく学び続けます!
・部落差別について正しい知識を身につけて、自分の子どもに伝えていく大切さに気づけるかどうかが、同和問題の入り口かなと思いました。部落差別の話をしなければ自然に差別もなくなっていくと主張する方も少なからずいると思います。私が通っていた中学校は、被差別部落がいくつかあり、人権について考える学習会が頻繁にありました。学習をしていたからこそ他の人に伝えられる知識もあります。多くの人に考えてもらう為に、私も帆足さんから聴いた話を誰かに伝えていこうと思います。
・今日たまたまお昼ご飯を食べながら「『死ね』という言葉もすごく悪いのに、賤称語を子どもたちが使ったときは、集会をひらいたりと大きく取り上げるのだろう」と、友人の先生と話をしたところでした。それは、やはり部落差別が根強く、しかも濃く日本の社会に残っているからではないかと思いました。学習がお礼の手紙で終わっていないか。という言葉は大きく響きました。部落差別の問題の学習は、子どもたちへの種まきであって、ずっと考え続けなければならないことだと、子どもたちに伝える(伝わるような授業をする)ことが大事なのかなと思いました。学ぶことで人としての魅力が増していく、そんなことを思わされた講演会でした。
・実体験に基づく話は心に刺さります。差別は被害者しか生まないのに…なぜ…すり込まれるのだろう。でも兄のようなキーマンは必ずどこかにいる。「相手の立場に立って考える」つねに念頭に。

様子

様子
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人権啓発・部落差別解消推進課 隣保館
〒879-0453 大分県宇佐市大字上田1043番地の1
電話番号:0978-33-1707
ファックス:0978-33-1707
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更新日:2024年08月19日