男性職員育休体験記
育休を取得するまで
育休へのイメージ
結婚前、私は育休についてほとんど考えたことがありませんでした。存在はなんとなく知っていたものの、周りに男性が取得した例もなく、多くは女性が取得するものといった漠然としたイメージしかありませんでした。平均よりも意識は低かったかもしれません。
その後結婚し、妊娠がわかってから数か月が経ったある日、妻が自身の育休について調べていました。私もそれとなく検索していると、男性の育休取得が推進されてきていることを知りましたが、まだ育児をするという実感が持てず、今の業務を長期で休むイメージができなかったため、出産前に取得を申請する決意はできませんでした。
取得のきっかけ
子どもが生まれてから数か月経ち、仕事と育児に慌ただしく過ごしていたある日、私は子どもからウイルスをもらい、しばらく寝込んでしまいました。その期間、日頃見ることのない日中の子どもと妻が家事と育児に奔走する姿を見て「自分の知らない子どもの姿がこんなにもあるのか、そして妻が私の様に寝込んだとき、自分に妻と同じことができるのか」と考えさせられました。
出産後、育児に関してなるべく多くに携わりたいと行動してきましたが、やはり、仕事をしながらでは知らないことやできないことが多くあるという現実を知り、育休を取得することを決めました。
そこから、育休について再度調べ、職場に復帰をした際、私は上司に「育休を取得させていただきたい」と伝えたところ、快く受け入れてくれました。
取得の準備
その後は同僚の協力をいただき、自分の担当業務の引継、他部署や業者に連絡をして、休暇中の段取りを行います。この引継をスムーズにするためにも、日頃からの担当業務の整理や係内でのコミュニケーションは非常に重要です。
育休中について(3カ月)
最初の1か月
私は3か月間育休を取得しましたが、最初の1か月は妻も育休期間だったため、家族3人で過ごしました。この期間は育児と家事について細かい引継ぎを妻から受けるとともに、様々な場所へ出かけました。平日に出かけることができるため、人混みを避けることもでき、子どもの機嫌や体調でスケジュールも変えられたので、楽しい思い出をたくさん作ることができました。この時の写真や動画は今もよく見返していて、また頑張ろうと思えるものです。
残りの2か月
翌月からは妻も予定していた育休期間が終了し、日中は子どもと2人の生活が始まりました。もちろん覚悟はしていましたが、毎日のスケジュールをこなすことは想像よりもハードでした。日々成長する子どもから目が離せず、特に最初の2週間は子どもになにかあってはいけないという緊張感でいっぱいで心身ともに疲弊したのを覚えています。
しかし、日々の生活にも慣れてくると、子どもの成長を楽しめるようになり、明日は何して遊ぼうかと考えるのが楽しくなってきました。こんなにも一生懸命に遊んで、明日を楽しみにして寝るのは小学生以来の感覚でとても懐かしくなったのを覚えています。
育休中のスケジュール
06:30 起床
06:45 離乳食・お弁当づくり
07:30 朝食
09:00 散歩
10:30 子ども朝寝(掃除・洗濯)
12:00 昼食
13:30 公園
15:00 昼寝
17:30 夕食
19:30 お風呂
20:30 寝かしつけ・ 片づけ
23:00 就寝
育休を取得して
結論から申し上げますと、私は育休を取得して本当によかったと思っています。
もちろん、取得するかしないかは本人と家族が自由に決められることですが、子どもの成長を近くで見られたこと、できる家事が増えたこと、家族の思い出を作れたこと、夫婦で子育ての大変さを実際に共有できたこと、このほかにも多々ありますが、これらは今の生活の中で大きな財産となっています。そして、自身の視野を広げることにも繋がったと感じています。
また、メリハリを意識した無駄のない時間の使い方や子育て世帯の視点を持てたことなど、復帰後の仕事においても育休は大きな影響を与えてくれています。
最後に、取得にご協力いただきました皆さんには心より感謝しています。
この記事に関するお問い合わせ先
総務課 職員係
〒879-0492 大分県宇佐市大字上田1030番地の1 本庁舎3階
電話番号:0978-27-8102
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更新日:2023年11月10日