「夕暮れ時」の"交通事故"にご注意!!

更新日:2020年04月01日

交通事故の多い時間帯は?

一般的に夕暮れ時は危ないということが言われますが、平成30年中の宇佐市内の交通事故件数を見ますと、16時~19時にかけての夕暮れ時は、他の時間帯に比べて多いことが分かります。

時間帯別交通事故件数(平成30年中の宇佐警察署管内・人身事故件数)
時間帯 7~10時 10~13時 13~16時 16~19時 19~22時 22~1時 1~6時 合計
件数 38 32 35 51 11 1 3 171

特に日没前後の1時間は、交通事故が多く発生し、死亡事故につながることもあります。太陽の光が弱くなることで人間の目は、昼間よりも見えにくくなります。また、帰宅途中のドライバーや犬の散歩やウォーキング、ランニングをする歩行者、サイクリングをする自転車運転者など、様々な人が道路を利用します。さらに、仕事や学校などの日中の活動をした後なので、たまった1日の疲れが出てくる時間帯です。注意力や集中力が落ちており、交通事故が発生しやすくなります。中でも、10月~12月は日没時間が早まることで、1年の中でも交通事故件数が例年多くなっています。

どのように注意したらいいの?

ひとくちに注意しましょう、と言ってもどのように注意したらいいのでしょうか。ドライバー、歩行者、自転車運転者に分けて対策例をご紹介します。

ドライバー

(1)横断歩道周辺での交通ルールを守る

ドライバーは、横断歩道を横断している歩行者がいる場合や横断しようとしている歩行者がいる場合には、歩行者を優先する義務があります。横断歩道の前で減速し、一時停止しする必要があります。宇佐市に限らず、大分県ではこのルール違反が多く見られ、ドライバーのルールを守る意識の向上が課題となっています。横断歩道の前には、車道に◇◇のひし形マークが車道に描かれており、横断歩道がその先にあることをドライバーに教えてくれています。夕暮れ時に限らず、朝昼も含め、普段通る道を注意深く見直してください。普段の注意がいざという時に、あなたを事故から未然に防いでくれます。

(2)早めにライトを点灯する

夕暮れ時は、ドライバーは自分が見えているつもりでも、昼間より日光が弱く光が届かないため、実際は自分で思っているよりも見えていません。ライトを付けるにはまだ明るいかな?と思った時には、付けるようにするのがちょうどいい時間です。また、近年自動車技術の進歩により、自動でライトを点灯してくれる機能が付いている自動車がありますが、あくまで自分が付け忘れている時に補助してくれるものと考えましょう。機械任せにせず、あくまで運転するには人間である自分ですから、必要と感じたら手動でライトを点灯しましょう。また、歩行者や自転車運転者も、意外と自動車に気づいていないことが多くあります。自分の車を周囲に知らせるため、早めにライトを点灯し、事故を未然に防ぎましょう。

(3)ライトはハイビームが基本!対向車がいる場合などはロービームにこまめに切り替え

ライトはハイビームで運転することで遠くまで光が届き、歩行者や自転車を遠くから発見することができます。対向車がいる場合や走行車線の直前に車が走行している場合など、道路状況、交通状況に応じてロービームに切り替え、ハイビームに戻してよい状況になったら、なるべく早くハイビームに戻しましょう。

(4)スピードを控える

夕暮れ時や夜間など視界が悪い時間では、人間は実際に出ているスピードより遅く感じます。朝や昼間と違うということを意識して、日中の感覚よりもスピードを抑えるようにしましょう。スピードの出しすぎは、重大な事故につながりやすいです。自分の感覚だけに頼らず、スピードメーターを確認し、速度を出しすぎていないか確認し、適切な速度で走行しましょう。

歩行者

(1)明るい服装で外出する

交通事故にあわないためには、歩行者自身がドライバーから発見しやすくする必要があります。歩行者の目では見えていても、ドライバーからは見えていない、見えにくい場面が多いです。歩行者は、自分が見えているからドライバーにも見えるだろうと安易に考えず、自分自身の身は自分で守るという意識を持つことが必要です。白や黄色などの光が反射し、ドライバーにも見つけやすい明るい服装を心がけましょう。赤色などは、昼間には一見華やかで目立ちそうですが、夕暮れ時や夜間には目立ちにくいので、気を付けましょう。

(2)反射材を身に付ける

反射材(バンドやタスキなど)を身に付けることで、車のライトに反射され、自分の存在をアピールすることができます市販の量販店でも安価に見付けることができます。反射材の種類も、リストバンド、タスキ、ストラップなど、多様なものが販売されております。自分のライフスタイルに合った、利用しやすいものを探してみてください。外出する際にいつも同じバッグを持ち歩く方は、あらかじめ取り付けておくことをおすすめします。

(3)ライトを持って外出する

懐中電灯などのライトを歩行者自身が持てば、歩行者自身の視界の確保とともに、自分の存在をアピールすることができ、一石二鳥の効果があります。近年、LED電灯が普及し、明るいものを安価に手に入れることができます。

(4)横断歩道を渡る、歩道の線の内側を歩く

道路を横断する時は、横断歩道を渡ります。渡る際は「右を見て、左を見て、もう一度右を見る」という基本を大事にし、横断歩道だからといって、安心しないようにしましょう。また、分離帯のない歩道を歩く時は、歩道の線の内側を歩き、車道にはみ出さないようにすることで、事故に巻き込まれる確率は一段と低くなります。

自転車運転者

自転車の運転者は、自動車のドライバーと歩行者のどちらの特徴も持つことになります。自転車を運転する際は、上記のドライバーと歩行者の対策例をどちらも参考にして、対策を行ってください。 秋から年末にかけては夕暮れ時に、高齢者と子どもが巻き込まれる交通事故が多く発生する傾向にあります。 宇佐市民みなさんで、事故を起こさないよう、事故にあわないように工夫して、宇佐から交通事故をなくしましょう!

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危機管理課 交通防犯係
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