令和3年度安心院デラウェア初出荷式（令和3年6月17日）

6月17日（木曜日）、安心院町中山団地で、安心院デラウェアの初出荷式が行われ、主催したJAおおいた北部事業部安心院ぶどう部会のほか、多くの関係者のみなさんが出席し、今年の初収穫を祝いました。

園主である中山講一さんは、ぶどう作りを始めて46年目、デラウェアやシャインマスカット、ピオーネなどの品種を栽培しており、品種・作型変更により6月から9月まで長期出荷できる経営基盤を築き上げ、技術的にも安心院ぶどう団地生産者の牽引役として活躍されています。

市長は「今年も立派なデラウェアがたわわに実りました。これもひとえに園主や関係者のみなさんのご精進の賜物であります。心よりお祝い申し上げます。

本日のデラウェアを皮切りにシャインマスカット、ピオーネといよいよ安心院ぶどうのシーズンが到来したわけですが、市ではふるさと納税の返礼品にシャインマスカットを中心にぶどうを取り揃えており、4、5月だけで前年比7倍となっています。特にシャインマスカットは大好評で全国のファンのみなさんに味わっていただけるという状況にありますので、そのほかのぶどうにつきましてもPRを強めてまいりたいと思います。

さて、課題となっている担い手の確保についてですが、県にご尽力いただき、2組4名の意欲ある新規就農者がぶどうに関する研修を受講し、営農を始めています。また、安心院ぶどう植栽を開始してから53年目を迎え、基盤の整備につきましても面や水路などの再編を現在進めているところです。改めて関係者のみなさんの力があって今日の日を迎えられていると実感しています。今後も国や県のご指導をいただきながら、次なる50年に向けて全力でバックアップしてまいります」とあいさつしました。