宇佐市役所新庁舎完成記念式典(令和3年11月21日)
市長祝辞
バルーンリリース
11月21日(日曜日)、宇佐市役所の外構工事が11月に竣工し、新庁舎建設事業がすべて完了したことを祝い、新庁舎周辺にて「宇佐市役所新庁舎完成記念式典」が行われました。
式典では、多くの来賓のみなさんにご祝辞をいただき、新庁舎完成までの経過が報告されるとともに、院内童龍太鼓による演奏や宇佐高校書道による書道パフォーマンスなどで式典を盛り上げていました。
また、新庁舎建設に携わった事業者に宇佐市からの感謝状が贈呈され、市長が式辞を述べました。
院内童龍太鼓演奏
宇佐高校書道パフォーマンス
≪市長式辞≫
紅葉もいよいよ見頃となったこの佳き日、ここに宇佐市役所新庁舎完成記念式典を挙行するに当たり、一言、ご挨拶を申し上げます。本日は、公私ともにご多忙の中、大分県知事、国会議員、地元県議、友好交流都市並びに県内市町村長、工事関係者の皆様をはじめとしたご来賓の皆様、ご理解をいただきました市議会及び地元の皆様のご臨席を賜りまして、誠にありがとうございます。
このような晴れがましい式典を挙行できますのも、ご臨席の皆様方をはじめ、多くの関係各位のご理解、ご協力の賜物であり、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
顧みますと旧庁舎は、昭和四十六年に本館・別館・議会棟の三棟構成で建設されました。その後、複雑、多様化する行政ニーズに対応するため、新別館の増設や旧宇佐税務署など周辺の空き施設を利用した結果、七つの建物に分散して行政が実施されることとなり、市民の皆様に大変ご不自由・ご不便をおかけしておりました。
加えて建設後、半世紀が経過する中で老朽化とともに、本館と議会棟について耐震強度が著しく不足していると診断されました。そのような中、東日本大震災や熊本大分地震が発生し、市庁舎の改築、耐震化は、避けて通ることのできない喫緊の課題となりました。
以上のような経過を経て、平成二十八年に「庁舎建設基本構想・基本計画」を策定し、新庁舎建設事業がスタートしました。そして令和元年に本体工事が完了、令和二年からは新庁舎で事務が開始されました。その後、市民用の駐車場を確保しながら、教育委員会棟や旧庁舎の解体工事、外構工事と順次進め、完成に至ったものであります。
今、皆様がいるここ「宇佐ひろば」は、新庁舎と西別館、そしてアプローチの大庇に囲まれた中庭空間となっており、普段は市民の憩いの場、交流の場として使用するとともに、災害時には、非常用発電装置からの電気供給や下水道寸断時に使用できる簡易水洗式のマンホールトイレも設置できるなど、避難所としても利活用できるようにしております。また、正門からの進入路には、新たにバスターミナルを設置し、来年四月から路線バスやコミュニティバスが乗り入れられることとなります。乗降車口から庁舎間は大庇によって、雨が降っても濡れることなく移動が可能となっています。
さらに、皆様の左手後方の西側駐車場は中央部分の車止めをなくすとともに、駐車スペースの横に電源を設け、イベントなどで使えるよう工夫しました。
新庁舎には五つのコンセプトがございます。
第一に「利用しやすく分かりやすく親しみやすい庁舎」であります。分散化していた施設を集約し、一階フロアーには利用者が多い窓口業務を配置いたしました。
第二に「機能的・効率的な庁舎」であります。執務エリアは視認性の高いオープンスペースとすることにより、業務の効率化を図り、来庁者への対応が各課連携してスムーズにできるようになっています。
第三に「議会が身近に感じられる庁舎」であります。エントランスホールでの議会中継、エレベーターやスロープの整備により、どなたでも気軽に議会傍聴ができるような造りとしました。
第四に「安全・安心な庁舎」であります。市内で初めての免震構造を採用したほか、地下には雑用水槽や汚水貯留槽、最上階の五階には非常用発電装置を装備しました。加えて三階フロアーには有事の際に陣頭指揮をとる「危機管理センター」が瞬時に設置できるよう工夫しています。
第五に「環境にやさしく、景観を創造する庁舎」であります。照明や空調など省エネ対策システムを採用するとともに、各処に緑を配し、機能美に優れた新庁舎の姿とともに宇佐市の新たなランドマークとしての景観を生み出しています。
新庁舎を設計された株式会社 久米設計様から最後の外構工事の施工者、下村・東和特定建設工事共同企業体様をはじめ、新庁舎関連工事に携わっていただきましたすべての皆様に、心より感謝申し上げます。
この新庁舎において、令和という時代を切り拓いていくための宇佐市の挑戦が始まります。早速、イベント広場では「宇佐de麦マルシェ」、いわゆるパンフェスと、新鮮野菜等の即売会、展示ブースでは神輿発祥の地「若宮神輿」と未来の自動車の展示、図書館ではブックリサイクル、さらに兵庫県加西市様のご協力を得て、先ほどまで搭乗体験をしていました気球(バルーン)が係留されております。また、新庁舎一階の多目的ホールでは、旧海軍飛行場に所縁のある加西市、姫路市、鹿児島県鹿屋市、宇佐市の四市で構成する「空がつなぐまち・ひとづくり推進協議会」のパネル展示・クイズラリーも行われております。お時間の許す限りご覧いただきますようお願いいたします。
私たちは、新庁舎の基本理念である「定住満足度日本一・交流満足度日本一のまちづくりの拠点施設」として、職員全員が一丸となって大切に使用し、将来の宇佐市を担う子供たちへと引き継いでいくことをここにお誓い申し上げます。
結びに、本日ご臨席を賜りました皆様方のご健勝とご繁栄を心からご祈念申し上げますとともに、今後とも本市発展のため、より一層のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げ、式辞といたします。
令和3年11月21日
宇佐市長 是 永 修 治
気球登場体験
イベント広場
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〒879-0492 大分県宇佐市大字上田1030番地の1 本庁舎3階
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更新日:2021年11月27日