宇佐市新庁舎完成記念式典(令和元年11月23日)

更新日:2020年07月09日

市長挨拶の様子
テープカットの様子

11月23日(土曜日)、10月に完成しました宇佐市役所新庁舎にて「宇佐市新庁舎完成記念式典」が行われました。

式典では、新庁舎完成までの経過が報告されるとともに、四恩保育園の園児によるアトラクションや主催者と来賓によるテープカットが行われました。

また、新庁舎建設に携わった事業者に宇佐市からの感謝状が贈呈され、市長が式辞を述べました。 市長式辞 紅葉もいよいよ見頃となったこの佳き日、本日ここに新庁舎完成記念式典をご案内いたしましたところ、衛藤市議会議長様、県議会議員様をはじめ、多くの関係各位にご臨席いただき誠にありがとうございます。

この度、宇佐市まちづくりの核となる念願の新庁舎が完成しましたことは、本日ご臨席の皆様をはじめ、多くの関係各位のご尽力の賜物であり、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。   さて、後方にあります現庁舎は、昭和46年に本館・別館・議会棟の3棟構成で建設されました。その後、平成2年には新別館及び議会委員会棟を増設、平成8年には旧宇佐税務署庁舎を買い上げ、教育委員会棟として活用してまいりました。また、平成17年には旧宇佐市、旧安心院町、旧院内町が合併、新宇佐市の本庁舎として新たなスタートを切るとともに、拡大する行政ニーズに対応するため、平成20年には大分県から旧宇佐保健所の一部を借り受けました。以上のように現庁舎は7つの建物で行政サービスを実施しており、市民の皆様にご不自由・ご不便をかけておりました。

さらに、現庁舎は建設後、半世紀が経過する中で老朽化が進み、平成21年に実施した耐震診断では本館と議会棟につい て耐震強度が著しく不足しており、震度6から7程度の地震が発生した場合、倒壊もしくは崩壊する危険性が高いと診断されました。そのような時にあの東日本大震災が発生し、改めて自然災害の脅威や防災拠点施設としての庁舎のあり方について早急な対策が求められたところです。   市としましては、まず、児童・生徒の安全確保を最優先するため、小中学校の校舎や体育館の耐震化に取り組みました。そして、当該事業が完了見込となった平成27年度には市民や有識者をはじめ各種団体代表で組織する「庁舎整備検討市民委員会」を設置し、庁舎が抱える多くの課題の解決方法について審議していただきました。その結果、新耐震設計基準により建設された新別館と議会委員会棟は継続して活用するものの、他は新庁舎を建設し集約することが最善であるとした提言書をいただきました。その後、パブリックコメントを実施していた最中に熊本県内を震源とする震度7の地震が2度発生し、複数の他市庁舎が壊れ、機能不全に陥るといった被害が発生したのでした。

以上のような経過を経て「庁舎建設基本構想・基本計画」を平成28年5月に策定し、市の重要事業として新庁舎建設事業をスタートさせてまいりました。

新庁舎の設計については「公募型プロポーザル方式」により、技術提案が最も高く評価された株式会社久米設計様にお願いすることとなりました。

この新庁舎は5つのコンセプトを柱に設計されております。まず第1に「利用しやすく分かりやすく親しみやすい庁舎」としまして、これまで分散化していた施設を集約し、誰にでも利用しやすいようユニバーサルデザインを採用するとともに、1階フロアーには利用者が多い窓口業務を配置しています。

第2に「機能的・効率的な庁舎」としまして、執務エリアは柱のない自由度の高いワンルーム型として、視認性の高いオープンスペースとすることにより、業務の効率化を図り、来庁者への対応が各課連携してスムーズにできるようになっています。

第3に「議会が身近に感じられる庁舎」としまして、エントランスホールで議会中継が視聴でき、車いすでお越しの傍聴者もエレベーターやスロープを使用することで気軽に議場傍聴席まで移動ができるような造りとしました。

第4に「安全・安心な庁舎」としまして、大規模自然災害時にも防災拠点施設として対応できるよう市内で初めての免震構造を採用したほか、地下には雑用水槽や汚水貯留槽を設け、最上階の5階には非常用発電装置を装備し、防災拠点としての機能を十分に備えた庁舎となっています。加えて3階フロアーには有事の際に陣頭指揮をとる「危機管理センター」が瞬時に設置できるよう工夫しています。

最後に、人感センサーによる照明制御や人がいる空間のみ効率的に空調する床吹型冷暖房施設など省エネ対策システムを採用することにより、「環境にやさしく、景観を創造する庁舎」となっています。   今回工事を施工していただきました戸田建設株式会社九州支店様、末宗建設株式会社様、三建設備工業株式会社九州支店様、森田建設株式会社様、株式会社九電工大分支店様、大晃通信建設株式会社様、また工事の設計から監理までを行っていただきました株式会社久米設計九州支社様の皆様にはこのようなすばらしい新庁舎を完成させていただきましたことに心より感謝申し上げます。

30年余り続いた「平成」が終わり、令和という新たな時代が始まった節目の年に新庁舎が完成しましたことは、正に感無量であります。私としましては新庁舎が時代を超えて、末永く市民の皆様から宇佐市の新たなランドマークとして愛されることを期待しているところであります。また、改めまして新庁舎の基本理念である「定住満足度日本一・交流満足度日本一のまちづくり拠点施設」として、職員全員が一丸となって大切に使用し、将来の宇佐市を担う子供たちへと引き継いでいくことをお誓い申し上げます。

なお、新庁舎建設事業はまだ途半ばであります。今後、既存庁舎の解体工事や外構工事などを計画的に進めながら最終的な完成をめざしてまいります。   結びに、本日ご臨席を賜りました皆様方のご健勝とご繁栄を心からご祈念申し上げますとともに、今後とも本市発展のため、より一層のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げ、式辞といたします。

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〒879-0492 大分県宇佐市大字上田1030番地の1 本庁舎3階

電話番号:0978-27-8106
ファックス:0978-32-1138

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