南一郎平没後百年ならびに広瀬井路通水百五十年記念式典(令和2年1月19日)

更新日:2020年07月08日

市長挨拶の様子
賀来千香子さん講演の様子

1月19日(日曜日)、日本三大疎水の父と呼ばれる南一郎平の没後100年と広瀬井路通水150年を記念して「南一郎平没後百年ならびに広瀬井路通水百五十年記念式典」が宇佐文化会館で開催されました。
式典では、豊の国宇佐市塾の平田崇英(ひらた そうえい)塾頭による「疎水の父 南一郎平」と題した基調講演や女優の賀来千香子さんの特別講演もあり、ホールはたくさんの来場者で埋め尽くされました。
市長は、「宇佐平野の中央を流れる駅館川の東岸は、川面より二十メートルも高い台地で、水に乏しく、江戸時代までは畑作にしか利用できませんでした。人々の生活は苦しく、畑に水を引き、水田で米をつくることが長年の夢でした。その一帯に広大な水田が広がっているのは、広瀬井路が豊富な水を届けているからです。南一郎平をはじめ先人の苦労により整備された井路により、駅館川東側でも稲作が行われるようになり、宇佐平野は県内最大の穀倉地帯へと変わっていきました。水は大地を潤すだけでなく、人々の心も潤せることになりました。
本年は通水から百五十年という節目を迎えましたが、令和の時代を迎え、各所に老朽化がみられるようになっています。井路が永きにわたり宇佐の大地を潤すためにも、本年度より国営かんがい排水事業で再整備されるよう地区調査も開始しています。宇佐市にとって農業は、基幹産業であり、広瀬井路は市の幹線水路であることから、この度の通水百五十年を契機に井路を拓いた先人の思い、労苦を本日の記念式典を通して改めて認識を深めたいと思います。
今日の記念式典が未来を担う子どもたちへ井路の大切さをつなぐ機会になるよう、また、広瀬井路が末永く宇佐の大地を潤していくことを願っています」とお祝いの言葉を述べました。

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