九州総合スポーツカレッジ卒業証書授与式祝辞(平成31年3月9日)

更新日:2020年07月13日

平成30年度九州総合スポーツカレッジ卒業式

明るい日差しが春の訪れを告げ、山々の木々にも新芽の吹き始めた今日の佳き日、ここに卒業証書授与式が挙行されるにあたり、一言お祝いのことばを申し上げます。卒業生の皆さん、ご卒業誠におめでとうございます。

それぞれのコースにおいて、全過程をつつがなく終了し、多くの資格を取得された皆さんと、これまで限りない愛情を注いでこられましたご家族の皆様に対し、心よりお慶びを申し上げます。

九州総合スポーツカレッジにおかれましては、平成十七年の開校以来、プロスポーツ業界との特別パートナーシップのもと、スポーツに夢を託す若者の教育に力を注ぎ、多くの人材を輩出してこられました。また、私ども宇佐市との間でスポーツ連携・協力協定を締結していただき、小・中学校でのスポーツ指導をはじめ、様々な分野での連携、協力が期待されているところです。教育にかける情熱と地域貢献の姿に心から敬意と感謝の意を申し上げる次第であります。

さて、みなさんもご存じのアメリカメジャーリーグ・エンゼルスの大谷翔平選手がアメリカン・リーグ新人王を獲得いたしました。日本人選手ではマリナーズのイチロー選手以来、十七年ぶり四人目の快挙です。大谷選手は岩手県出身の二十四才です。高校卒業後ドラフト一位で北海道日本ハムファイターズに入団し、投打の二刀流で大活躍しました。昨年からは海を渡りアメリカメジャーリーグに挑戦しており、野球の神様と言われるベーブ・ルース以来、本格的な投打の両方でプレーする選手としてアメリカでも注目を集めています。

プロ入り当初、マスコミからは二刀流挑戦はプロでは通用しない、メジャーリーグ挑戦の際もマイナーリーグから始めるべきと評価されていました。ところが開幕してみると、投打にフル回転、全米を翔タイムに引き込んだのです。

大谷選手は八歳から始めた野球ノートをプロになった現在もつけているそうです。そこには高い目標をかかげ、そのために何をしなくてはならないのかを書き込むそうです。「だれもやったことのないことをやりたい。そのためには人の何倍、何十倍も努力しなくてはならない」など今につながる数々の言葉が綴られているそうです。また、取材で大谷選手は「悲しいことは目標を達成できないことではなく、挑戦しないことだ」とも語り、今も挑戦し続けているのです。 卒業生の皆さんは、この学校で学んだ様々な経験、取得した資格を持って、それぞれの専門分野の社会へ挑戦していくこととなります。どうかこの学校で学んだスポーツスピリットを存分に発揮され、あわせて、ここ宇佐市で過ごした貴重な経験を糧に道を切り拓いていただきたいと思います。

卒業生の皆さん方が将来の夢や希望に向かって大きく羽ばたかれますことを心からご期待申し上げます。

終わりに、これまで日夜を分かたずご指導いただきました先生方、並びに保護者の皆様方のご労苦に対し、深甚なる敬意と感謝の意を表しますとともに、卒業生の皆さんのご多幸と光り輝く前途をご祈念申し上げ祝辞といたします。

平成 31年 3月 9日

宇佐市長 是永 修治

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