宇佐市消防出初式 式辞(平成30年1月13日)

更新日:2020年08月14日

宇佐市消防出初式市長式辞

新年、明けましておめでとうございます。

平成三十年の輝かしい新春を迎え、本日ここに、多くのご来賓の皆様方のご臨席を賜り、「宇佐市消防出初式」が盛大に挙行できますことは、誠にありがたく、厚くお礼を申し上げます。

また、消防団員ならびに消防職員の皆様には、平素より住民の生命、身体および財産を守るため、崇高なる消防精神をもって、昼夜を分かたず消防・防災活動にご尽力いただいておられますことに、心から敬意と感謝の意を表す次第であります。

さらに、本日、感謝状や表彰状を受賞される皆様におかれましては、これまでのご功労やご功績に対し、心から感謝申し上げますとともに、今後とも、より一層のご支援、ご協力を賜りますようお願いいたします。

さて、近年の火災や災害は複雑多様な傾向を益々強めています。糸魚川や安心院における大規模火災は記憶に新しいところであり、全てを奪ってしまう火災の恐ろしさを改めて痛感させられたところであります。地震、台風、集中豪雨等の大規模自然災害も依然として後を絶ちません。昨年七月に発生した「九州北部豪雨」では、河川の氾濫や土砂崩れ、住宅の全壊等により甚大な被害が発生し、三十九名もの尊い命が奪われたほか、今なお行方不明者の方がいらっしゃいます。県内においても避難誘導中の消防団員1名が土砂崩れに巻き込まれ、犠牲となる痛ましい事故が発生しました。謹んでご冥福をお祈り申し上げますとともに、一日も早い復旧復興を心からお祈り申し上げます。宇佐市におきましても、一部の地域で避難勧告を発令しましたが、その際、各地区の消防団員による警戒、避難誘導活動に従事していただきました。改めまして感謝とお礼を申し上げる次第であります。

安全で安心して暮らせる社会は、市民生活の根幹であり、特に消防防災行政の充実は、私どもに課せられた重要な責務であります。市といたしましては、消防分野では、計画的に耐震性貯水槽や消防装備の整備を図っているほか、防火思想の普及に努めているところです。防災分野では、南海トラフ大地震を想定したBCP業務継続計画を策定するとともに、県当局のご指導をいただきながら駅館川などの大規模氾濫に備える減災対策協議会も立ち上がったところです。また、防災士会の発足や自治会連合会による避難訓練の実施など、自主防災組織の育成も年々充実しているところです。

このような中、消防職・団員に対する期待は大変大きいものがあります。皆さまには、地域における消防防災のリーダーとして市民の力、地域の力を結集していただきますよう引き続きご協力をお願いいたします。

最後になりましたが、宇佐市の消防団ならびに消防本部のますますのご発展と、今年こそ火災や災害のない年でありますよう御祈念申し上げまして、式辞といたします。

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