市長コラム「11代桂文治 その1」(令和5年7月号)

更新日:2023年06月16日

11代桂文治 その1

10代桂文治

10代桂文治

「こう見えてもUSA生まれでございます」という枕で笑いを取りつつ、宇佐市をPRしている噺家(はなしか)がいます。宇佐市院内町出身、11代桂文治(かつらぶんじ)師匠(本名・岡方靖治(おかがたやすはる)、昭和42年生まれ)、宇佐市観光大使です。

物心着いた頃から落語好きで、当時NHK「お好み演芸会」のボケ役で人気のあった10代桂文治師匠に憧れます。15歳の時、地元新聞社主催の落語会で来県した師匠に弟子入りを志願しますが、師匠から「高校ぐらい出てからにしなさい」と断られてしまいます。師匠にしてみれば体よく断ったつもりだったのでしょうが、真に受けた岡方少年。高校卒業と同時に師匠の門を叩き、晴れて入門が認められます。前座名「桂がた治(じ)」。

こうして師匠宅に住み込み、家の手伝いをしながら修業する内弟子生活が始まりました。平成2年、2つ目昇進で「2代目桂平治」を襲名。11年には真打に昇進しています。

『落語のひみつ』(桂平治・案内人、大友浩・著)には「朝は師匠より早く起きて掃除や食事の手伝い、洗濯を済ませて寄席へ。寄席が終わればまっすぐ帰宅し、また家事手伝い(中略)このころの唯一の楽しみは一つでも多く新しいネタを増やすこと。時間の合間をぬって師匠に稽古をつけてもらうことがうれしくて、つらい修行期間を乗り越えることができた」と記されています。続く。

 

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