両合棚田再生協議会を発足!

5月19日（木曜日）午後7時から、余谷棚田交流施設において「両合棚田再生協議会」の発足式を開催しました。この協議会は地元の「両合地域を守る会」を中心に、地域活動団体である「余谷21世紀委員会」、大分県北部振興局そして宇佐市で構成し、アドバイザーとして、世界農業遺産専門家会議委員の大和田順子さん、三重県農業研究所の研究員で獣害専門家の山端直人さん、さらに地域プロデューサーの中野伸哉さんの3名に参画していただきます。

会長には両合地域を守る会会長の石井一男さんが選ばれ、石井会長は「再生協議会を発足させることができ、まことに嬉しく思っています。一日も早く“再生”という言葉が消えるように、私たちも頑張っていきます」と熱い決意を表明しました。

式典後、大和田アドバイザーから「世界農業遺産」のこと、国東半島・宇佐地域の世界農業遺産の特徴、そして保全をしていくことの大切さをお話ししていただきました。また山端アドバイザーからは、両合地域でも深刻なイノシシやシカの獣害対策について、自らの実践事例をもとに獣害は集落ぐるみで取り組むことによりなくすことが可能であるということをお話され、地区の皆さんはとても勇気づけられました。