企画展「えんぴつ書きの遺書ー海軍大尉藤井眞治 最期の願いー」を開催しています!
企画展「えんぴつ書きの遺書ー海軍大尉藤井眞治(まはる) 最期の願いー」

昭和14(1939)年10月1日、航空母艦で発着する艦上機の練習航空隊として「宇佐海軍航空隊(宇佐空)」が開隊しました。三人乗りの九七式艦上攻撃機や二人乗りの九九式艦 上爆撃機による訓練が行われ、「艦攻・艦爆のメッカ」と言われました。
太平洋戦争開戦後、戦局が悪化していくなか、宇佐空も実戦部隊となり、昭和20(1945)年3月からは神風特別攻撃隊「八幡護皇隊」が編成され、9隊102機193名が出撃し8隊81機154名が特攻戦死しています。
このたび、宇佐海軍航空隊で特攻隊隊長として最初に指名された藤井眞治大尉のご遺族から、遺書6点を含む遺品や資料105点を寄贈いただきました。
藤井大尉は神風特別攻撃隊第一八幡護皇隊として、昭和20年4月6日に鹿児島県串良基地から特攻出撃し、27歳で戦死しています。また、教官として指導にあたったこともあって宇佐海軍航空隊とのゆかりが深く、その人柄は隊員に深く慕われていました。
今年は終戦ならびに宇佐からの特攻出撃から80年を迎えます。その機会に、寄贈いただいた資料や写真から、藤井大尉の経歴や海軍航空隊での様子、戦争の最前線で家族を思う心情などを紹介します。
ぜひご覧ください。

操縦席に座る藤井大尉

宇佐海軍航空隊中庭にて
主な展示資料
出撃の朝に書いた遺書(宇佐市教育委員会蔵)
宇佐から家族に宛てた手紙 (宇佐市教育委員会蔵)
辞世の歌 (宇佐市教育委員会蔵)
藤井眞治大尉 肖像写真 (宇佐市教育委員会蔵)
※ハワイ真珠湾攻撃の様子を描いたポストカードと宇佐空飛行隊長の高橋赫一少佐が投下した第一弾付近の倉庫のボルトを公開します。
開催期間
令和7年3月7日(金曜日)~5月11日(日曜日)10:00~18:00(日曜は17:00まで)
※図書館休館日 毎週月曜日(月曜が祝日の場合は開館、翌火曜・水曜日休館)、毎月最終木曜日
場所
宇佐市民図書館 2階 渡綱ギャラリー
入場料
無料(申込不要)
ギャラリートーク
藤井大尉が特攻出撃し亡くなった日に、学芸員によるギャラリートークを行います。
日 時:4月6日(日曜日)
【1回目】10:30~11:00 【2回目】13:30~14:00
(定員 各50名)
場 所:宇佐市民図書館 2階 渡綱ギャラリー
講 師:本市学芸員(安田晃子)
※申込は必要ありません。
※各回先着50名様にはオリジナルミニカレンダーをプレゼントいたします。
この記事に関するお問い合わせ先
社会教育課 平和ミュージアム建設準備室
〒879-0492 大分県宇佐市大字上田1030番地の1 本庁舎3階
電話番号:0978-27-8200
ファックス:0978-33-2670
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更新日:2025年03月07日