宇佐市平和資料館 開館10周年記念企画展・シンポジウムのお知らせ

更新日:2023年05月24日

平和資料館10周年記念企画展・シンポジウムポスター

宇佐海軍航空隊は昭和14(1939)年、艦上攻撃機や艦上爆撃機と呼ばれる航空機の訓練を行うための部隊として開隊しました。その施設や建物の多くは戦時中の空襲や戦後の復興のなかでその姿を消してゆきましたが、落下傘整備場や爆弾池、各地に点在する掩体壕などの戦争遺構は地域住民の協力もあり、現在にまで残されてきました。

戦争の惨禍を二度と繰り返させないためには、過去を忘れることなく、未来へとまたその記憶を伝えていくことが肝要です。しかし当時の記憶を如実に語る戦争体験者は高齢化し、「モノ」として長く残すことができる戦争遺構がその大きな役割を担うようになりました。

そして平成25(2013)年、宇佐海軍航空隊の歴史や宇佐への空襲について伝え、戦争の悲惨さと命の尊さ、平和の大切さを学び考えるための施設として、宇佐市平和資料館が開館しました。

 

本年、令和5(2023)年に、宇佐市平和資料館は開館10周年を迎えます。それに際して、開館10周年を記念し企画展およびシンポジウムを開催します。

宇佐市平和資料館 開館10周年企画展「戦争遺構 保存整備のあゆみ」

企画展「戦争遺構保存整備のあゆみ」では、宇佐市が行ってきた戦争遺構を未来へ残すための取り組みや発掘調査、研究の成果を公開し、戦争遺構の整備前後の姿を比較することで、戦争遺構そのものの歴史やその意義について知るための場として、多くの展示をご用意しています。

【開催期間】令和5年5月26日(金曜日)から令和5年7月9日(日曜日)10時から18時

※日曜日のみ17時閉館

【場所】宇佐市民図書館2F渡綱記念ギャラリー(月曜日休館)

【料金】無料

【展示内容】

 ・宇佐市の戦争遺構の整備前・整備後の状況や調査風景の写真

 ・各遺構からの出土遺物

 ・平和資料館や宇佐空の郷、VRなどを用いた未来に向けての取り組み

整備後の城井一号掩体壕

宇佐市平和資料館 開館10周年記念 シンポジウム

戦時下に築かれた建造物や戦争遺構を国内外から取りあげ、宇佐市の戦争遺構のもつ価値を再認識し、次の世代へどのように継承していくべきかを考える機会として、講演とパネルディスカッションを開催します。

【開催日時】令和5年6月3日(土曜日)13時から15時30分

【会場】宇佐市民図書館1F視聴覚ホール

【料金・定員】入場無料・定員先着100名まで(コロナウィルス感染状況により変動の可能性あり)

【プログラム】

1、講演「満州国近代建築遺産と宇佐の戦争遺構の語るもの」          

     船尾修(写真家)

    講師:船尾修氏(写真家・第42回 土門拳賞受賞)         

      

2、空がつなぐパネルディスカッション「戦後80年に向けてー戦争遺構の保存整備と歴史の継承ー」

      コーディネーター:平田崇英(豊の国宇佐市塾塾頭)

      パネリスト:船尾修(写真家・第42回土門拳賞受賞)

                          空がつなぐまち・ひとづくり推進協議会各自治体代表者                                                              

   空がつなぐまち・ひとづくり推進協議会ロゴマーク                                                                                                                     

主催:宇佐市教育委員会

共催:空がつなぐまち・ひとづくり推進協議会                    

この記事に関するお問い合わせ先

社会教育課 文化財係
〒879-0492 大分県宇佐市大字上田1030番地の1 本庁舎3階

電話番号:0978-27-8199
ファックス:0978-27-8232

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