頓宮

更新日:2024年02月07日

昭和大造営前の頓宮と大鳥居

昭和大造営前の頓宮と大鳥居

頓宮(とんぐう)は仮殿・御仮屋ともいわれる神の御旅所である。御神幸祭(夏越祭)の際、宇佐神宮の御祭神である三神を3基の神輿にのせて、上宮から頓宮に向かい練り歩く。神々は御神幸祭の間、頓宮に2泊3日の間滞在する。御神霊を神輿から頓宮へ御遷しした宮司以下神職は、頓宮での祭典の前に菅貫神事という、他社では見られない宇佐神宮独特の祓の行事を行う。

菅貫神事

菅貫神事

頓宮御着輦祭

頓宮御着輦祭

頓宮にて御神幸祭「お上り」を待つ御神輿と子供達

頓宮にて御神幸祭「お上り」を待つ御神輿と子供達

江戸中期「宇佐宮境内図」

江戸中期「宇佐宮境内図」

平安時代から鎌倉時代の宇佐宮では33年に一度、式年造替の制が敷かれており、その造営の際には上宮・下宮の各本殿と寸分たがわない白木造りの仮殿である頓宮が建立された。絵図には上宮頓宮・下宮頓宮ともに、一之御殿、二之御殿、三之御殿が描かれており、造替の様子が分かる。しかし、この仮殿の造営も中世戦乱のため次第に行われなくなり、1680年(江戸時代初期)には神橋付近に頓宮が造営され、昭和初期まで使用された。

現在の頓宮は、昭和7年より10年間行われた昭和大造営の折に新造されたもの。

頓宮

頓宮

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