犬や猫から人へ感染するSFTSについて
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について
SFTSは、主にSFTSウイルスを保有するマダニに咬まれたことによって人や動物に感染するダニ媒介性感染症です。
そのため、マダニの活動が盛んになる春から秋にかけて患者が多く発生します。
潜伏期間は、6日~2週間程度で、主な症状は発熱、消化器症状(嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、下血)であり、頭痛、筋肉痛、神経症状、リンパ節腫脹、出血症状などを伴うこともあり、致死率は10~30%程度と言われています。
草むらや藪などに入る場合は、肌の露出を少なくし、虫よけ剤を使用するなどして、マダニに咬まれないようにしましょう。
また、SFTSウイルスに感染・発病した犬や猫から感染する事例も報告されています。
体調不良の原因が明らかでないペットとの接触にも注意しましょう。
【ダニが媒介する感染症】
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、ダニ媒介脳炎、日本紅斑熱、つつが虫病、 ライム病など
感染を防ぐために
感染を防ぐために以下の対策をお願いします。
〇 草むらや山など、マダニが生息する場所に入る場合には、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴、帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻くなど、肌の露出を少なくすることが大切です。
〇 虫よけ剤の使用も効果的です。
〇 犬、猫などのペットについては、ペット用ダニ駆除剤の使用も効果的です。使用の際は、獣医師に相談してください。
〇 ペットが体調不良の際には、直ちに動物病院を受診してください。
〇 ペットが散歩等、屋外から戻った際は、マダニが付着していないか確認しましょう。ペットを介して、庭や屋内にマダニが持ち込まれることがあります。
〇 SFTSを含めた動物由来感染症の感染を防ぐために、ペットとの過剰な触れ合い(口移しで食べ物を与える、一緒の布団で寝るなど)は控え、ペットを触った後はしっかり手洗いしましょう。
〇 野生動物は、どのような病原体を保有しているか分からないので、野生動物との接触は避けてください。
マダニに咬まれた際の対応について
〇 マダニに咬まれた場合は、無理に引き抜こうとせず、皮膚科など医療機関で処置してもらいましょう。
〇 マダニに咬まれた後、数週間程度は体調の変化に注意をし、発熱等の症状が認められた場合は、医療機関で診察を受けてください。
〇 ペットにマダニが付着してた場合は、無理に捕ろうとせず、動物病院にご相談ください。
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更新日:2025年08月21日