オオキンケイギクの駆除にご協力ください

オオキンケイギクは、北米原産の多年草で、5月から7月頃にコスモスに似た黄色い花を咲かせます。
かつては法面緑化に使用されたり、苗が販売されたりしていましたが、繁殖力が非常に強く、在来の植物に被害を与えることから、2006年に「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律（外来生物法）」に基づき、『特定外来生物』に指定され、栽培・運搬・譲渡などが、禁止されています。
そのため、所有されている土地で生育を確認した場合は、駆除にご協力ください。

・花の直径は5～7cm程度
・花びらの色は黄橙色で、中央部も同じ色をしている
・花びらの先端には不規則に4～5つのぎざぎざがある
・葉は細長いヘラ状をしており、一番幅がある部分の幅は1cm程度
・葉の両面には荒い毛が生えており、葉の周囲はなめらか

※オオキンケイギクに似ていても「花の色が違う」「開花が初秋」「花びらのぎざぎざが多い又は少ない」「葉が短く切れ込みが多い」等の特徴がある場合は、異なる可能性があります。

所有されている土地でオオキンケイギクの生育を確認した場合は、以下の手順により駆除してください。（種ができる前の5～6月頃の駆除が効果的です。）
また、公園や河川、道路等の公共の場所で生育を確認した場合は、各管理者にお問い合わせください。
1.根から抜き取る
2.根から抜き取った後、種の飛散による拡大を防ぐため、袋などに密封する
3.袋の中で腐らせた後、もやせるごみとして処分

※広範囲にわたって生育している場合は、地際で地上部を刈り取る方法もあります。
この方法では地上部が再生し、再び開花することがありますが、種の飛散による拡大を防ぐ効果はあります。