令和7年度宇佐市認知症を知る講演会（令和7年10月29日）

10月29日（水曜日）宇佐文化会館ウサノピア大ホールにて「令和7年度宇佐市認知症を知る講演会」が開催されました。

市長は「この講演会は、認知症に対する理解を深めていただくことを目的に、公益社団法人認知症の人と家族の会大分県支部のご協力のもと、平成19年度から開催しています。

認知症は、加齢とともに誰もがなりうる病気です。国の調査によると、認知症の方が443万人、認知症の前段階の状態である軽度認知障害は559万人いると推計されており、高齢者の3.6人に一人が認知症またはその予備軍であるといわれています。また、本市の介護保険制度における認定者数3千7百人のうち、認知症状により日常生活に何らかの支援が必要な方は半数以上を占めています。そして、本年は団塊の世代が全員75歳以上の後期高齢者となる年であり、今後とも認知症などが増えていく可能性があります。

市といたしましても、誰もが認知症になる可能性があるからこそ自分事として捉え、認知症を知り、備え、人とつながること、また認知症を発症しても、住み慣れた地域の中で尊厳が守られ、自分らしく暮らし続けることができる地域づくりに取り組んでいくことが大切と考えております。

その一環として、本日は、公益社団法人認知症の人と家族の会の副代表理事丹野智文（たんのともふみ）さんをお招きして「認知症とともに生きる」と題してご講演いただきます。本日の講演会が認知症になっても笑顔で生活するためのヒントを学び、誰もが安心して暮らせる社会について考えていただく契機となることをご期待申し上げます。」とあいさつしました。