令和3年6月宇佐市議会第4回定例会 提案理由説明

議第59号は、「専決処分の承認を求めることについて」の件でございますが、これは新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐための抗原検査センター設置に必要な予算を追加するため、「令和3年度宇佐市一般会計補正予算(第2号)」を専決処分したので、報告し承認を求めるものであります。

議第60号は、「令和3年度宇佐市一般会計補正予算(第3号) 」案でございますが、今回の補正額は16億7,260万円の増額で、累計予算額は307億1,260万円となり、前年度当初予算と比較すると9億8,940万円 、3．1％の減額となっております。
今回の補正予算の編成に当たりましては、「第二次宇佐市総合計画後期基本計画」及び「第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略」の基本目標の達成に向け施策を展開するとともに、新たな政策課題についてもスピード感をもった的確な対応が求められることから、「新時代改革予算」と位置づけ、健全財政の枠組みの中で、より一層の選択と集中を進め編成いたしました。主な歳出の内容につきましては、総務費で、ふるさと応援基金事業、関係人口創出事業などにより、1億9,441万円の増額、民生費で、保育所緊急整 備事業、すくすく子育て祝金事業の拡充などにより、1億8,002万円の増額となっております。次に、衛生費で、地球温暖化対策事業、子ども医療費助成事業の拡充などにより、4,302万円の増額、農林水産業費で、次代へ繋ぐ園芸産地整備事業や農業基盤整備促進事業などにより、2億509万円の増額となっております。
また、商工費で、創業資金融資利子補助事業により、115万円の増額、土木費で、都市計画道路上田四日市線整備等の社会資本整備総合交付金事業、国道沿線地域複合施設整備事業などにより、7億3,965万円の増額となっております。
さらに、教育費では、豊川小学校増築事業、史跡法鏡寺廃寺跡保存整備事業などにより、3億922万円の増額となっております。
主な歳入補正につきましては、社会資本整備総合交付金、保育所等整備交付金などの増に伴う国庫支出金4億3,784万円の増額、豊川小学校増築事業など過疎債の増などに伴う市債4億660万円の増額、財政調整基金や公共施設 整備基金、子ども・子育て応援基金などの取り崩しによる繰入金4億5,134万円の増額などにより、財源の確保を図ったところであります。

議第61号は、「令和3年度宇佐市水道事業会計補正予算(第1号)」案でございますが、今回の補正内容は、収益的収支予算について支出が営業費用1,400万円の増額で、累計予算額は10億3,101万円となります。また、資本的収支予算について支出が建設改良費3,000万円の増額で、累計予算額は7億6,831万円となります。

議第62号は、「令和3年度宇佐市下水道事業会計補正予算(第1号)」案でございますが、今回の補正内容は、資本的収支予算について収入が企業債2,000万円の増額、国庫支出金2,826万円の増額で、累計予算額は18億4,035万円となります。また、支出が建設改良費1,200万円の増額で、累計予算額は22億4,195万円となります。

議第63号は、「宇佐市固定資産評価審査委員会条例等の一部改正について」の件でございますが、これは国の押印手続き見直しの動きを踏まえ、宇佐市固定資産評価審査委員会条例、宇佐市職員の服務の宣誓に関する条例及び宇佐市公平委員会の委員の服務の宣誓に関する条例において定める押印に関する規定及び様式を見直すため、改正を行うものであります。

議第64号は、「宇佐市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について」の件でございますが、これは国の人事院規則の改正に伴い、時間外勤務に関する上限規制を設けるため、所要の改正を行うものであります。

議第65号は、「宇佐市スポーツ施設条例の一部改正について」の件でございますが、これはグリーンパークホテルうさの休業により管理者不在となっているはちまんの郷グラウンド・ゴルフ場及び同テニスコートの有効活用を図るため、これらの施設を本市のスポーツ施設に位置づけ、名称及び使用料を定める改正を行うものであります。

議第66号は、「宇佐市立保育所設置条例の一部改正について」の件でございますが、これは市立保育所において乳幼児の一時預かり事業を実施するため、所要の改正を行うものであります。

議第67号は、「宇佐市子ども医療費の助成に関する条例の一部改正について」の件でございますが、これは子育て世帯の経済的負担を軽減するため、子どもの入院及び通院に対する医療費の一部助成の対象を高校生等まで拡大する改正を行うものであります。

議第68号は、「宇佐市消防団員の定員、任免、服務、給与等に関する条例の一部改正について」の件でございますが、これは本市の消防団員の任用条件を緩和するとともに、国から消防団員の報酬等の基準が示されたことに伴い報酬の区分等を見直すため、所要の改正を行うものであります。

議第69号は、「工事請負契約の変更について」の件でございますが、これは令和2年12月第6回定例会にて議決を経た宇佐市新庁舎建設外構工事に係る工事請負契約について、路床部の土質が路床に適さないことが確認され、安定処理工により改良する必要が生じたため、工事請負額を増額するなどの変更契約を締結したいので、宇佐市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものであります。

議第70号は、「損害賠償の額の決定について」の件でございますが、これは市内小学校で発生した事故に係る損害賠償の額の決定について、議会の議決を求めるものであります。

報告第7号は、「令和2年度宇佐市一般会計繰越明許費繰越計算書について」の件でございますが、これは令和2年度宇佐市一般会計補正予算（第8号、第10号、第11号、第12号）で計上した繰越明許費のうち、新型コロナウイルスワクチン接種事業や防災情報システム整備事業など全49事業、総額21億7,838万円について、いずれも当該年度内に事業が完了しないことから、その翌年度執行に係る事業費の繰越計算書を調製したので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により報告するものであります。

報告第8号は、「令和2年度宇佐市下水道事業会計繰越計算書について」の件でございますが、これは令和2年度宇佐市下水道事業会計補正予算（第1号、第3号）に係る事業費のうち、公共下水道新設改良事業、総額5億566万円について、当該年度内に事業が完了しないことから、その翌年度執行に係る事業費の繰越計算書を調製したので、公営企業法第26条第3項の規定により報告するものであります。