高月晴彦教育長退任式（令和5年9月7日）

教育長退任式にあたり、一言お礼の言葉を申し上げます。本年9月7日付けをもって退任される高月教育委員会教育長におかれましては、令和2年4月1日より3年半にわたり、宇佐市教育の充実・発展のために粉骨砕身、ご尽力いただきました。心より感謝申し上げます。また、永松議長におかれましては、何かとお忙しい中、ご臨席を賜り厚くお礼申し上げます。

さて、宇佐市の将来を担う子どもたちが夢や希望を持てるよう、知育・徳育・体育、いわゆる「知・徳・体」バランスのとれた人格を育んでいくことは、楽しみであると同時に様々な困難性を伴います。しかし、教育現場は多忙を極め、働き方改革が待ったなしの状況でした。また、保護者ニーズは複雑・多様化するとともに、人口減に伴い地域との連携も希薄化するなど、大変難しいかじ取りを余儀なくされたものと思います。加えて、任期中の大半にわたり新型コロナウイルス対策に追われました。

このような中、学校教育部門では、学校施設の整備、GIGAスクールの推進、教職員の多忙化対策、中学校制服標準服の導入、社会教育関係では、小部遺跡の保存活用、長洲公民館の複合化によるリニューアル、平和ミュージアム構想の推進、加えて学校給食費の無償化など、大きな実績を残していただきました。今日の宇佐市教育があるのは、まさに高月教育長のご尽力の賜物であり、重ねてお礼申し上げる次第であります。

今、高月教育長の胸中には様々な思いが巡っているものと拝察いたします。明日からは思い職責から解放され身軽になりますが、どうかくれぐれも健康に留意され、今後の人生を実り多いものにしていただきますよう念願いたします。

私たちは、高月教育長が情熱を注いで築き上げていただきました宇佐市教育を引き継ぐとともに、令和時代にふさわしい宇佐市並びに宇佐市教育づくりに取り組んでまいります。今後も暖かく見守っていただきますとともに、OBとしてご指導ご鞭撻いただきますようお願い申し上げ、お礼の言葉とさせていただきます。

永い間、ありがとうございました。

  令和5年9月7日

宇佐市長  是永 修治