宇佐市消防出初式 式辞(令和5年1月14日)

更新日:2023年01月24日

初出式の様子
市長あいさつ
初出式の会場の様子

皆さん、明けましておめでとうございます。

令和5年の輝かしい新春に、多くのご来賓の皆様をお迎えし、「宇佐市消防出初式」を盛大に挙行できますことは、誠に光栄であり、厚く御礼申し上げます。また、消防団員並びに消防職員の皆様には、平素より住民の生命、身体及び財産を守るため、崇高なる消防精神をもって、昼夜を分かたず、消防・防災活動にご尽力いただいておられますことに、心から敬意と感謝の意を表する次第であります。

さらに、本日、感謝状や表彰状を受賞される皆様におかれましては、これまでのご功労やご功績に対し、心から感謝申し上げますとともに、今後とも、より一層のご支援、ご協力を賜りますようお願いいたします。

さて、消防防災を取り巻く環境は、大変厳しい状況にあります。昨年8月には院内町和田で倉庫3棟が、年明け早々には宇佐市森山で民家1棟を全焼する建物火災が発生しました。幸いにも人的被害はありませんでしたが、全てを奪ってしまう火災の恐ろしさを改めて思い知らされました。

また、昨年9月には台風14号が九州地方を縦断し、各地で河川の氾濫や浸水被害が発生する中、宇佐市におきましても駅館川水系で氾濫危険水位に達したことから、市内全域に「警戒レベル5 緊急安全確保」を発令しました。その際、消防団員、消防職員の皆様には、警戒、水防活動等、迅速かつ適切な防災活動に従事していただき、おかげ様で人的被害は発生しませんでした。しかし、農地や橋梁など物的被害は少なからず発生しており、現在、一刻も早い復旧に努めているところです。

特に近年、日本各地で大規模な災害や火災が相次いでおり、近い将来には南海トラフによる巨大地震の発生も危惧されております。このような災害等が発生した場合、可能な限り被害を少なくするとともに、一人の犠牲者もださないという意識に基づいた取組が必要であります。そのためには、地域の防災力を高めていくことが何よりも重要であり、消防防災行政の充実は、私どもに課せられた重要な責務であると考えております。

市としましては、計画的な耐震性貯水槽等の整備、消防装備の充実や消防積載車の更新を継続するとともに、消防団員の士気向上や消防団活動に対する理解を得るための取組も進めてまいります。また、今月29日には大分大学と共同で減災シンポジウムを開催し、市民の防災意識の醸成を図るとともに、自主防災組織の育成、ハザードマップの作成など、防災・減災対策に力を注いでまいります。皆様方におかれましては、安全安心の宇佐市づくりのため、より一層のご協力とご尽力をお願いいたします。

結びに、宇佐市消防団・消防本部の益々のご発展、並びに本日ご臨席の皆様方のご健勝・ご活躍を心からご祈念申し上げまして、式辞といたします。

この記事に関するお問い合わせ先

秘書広報課 広報広聴係
〒879-0492 大分県宇佐市大字上田1030番地の1 本庁舎3階

電話番号:0978-27-8106
ファックス:0978-32-1138

メールフォームによるお問い合わせ

ページに関する評価
このページは参考になりましたか?
このページは見つけやすかったですか?
このページの内容はわかりやすかったですか?