全国鏝絵サミットin宇佐(令和3年12月4日・5日)

更新日:2021年12月07日

市長あいさつ

市長あいさつ

小学生による鏝絵の紹介

小学生による鏝絵の紹介

12月4日(土曜日)、5日(日曜日)の2日間、安心院地域複合支所で「全国鏝絵サミットin宇佐」が開催され、鏝絵を生かしたまちづくりに取り組む富山県や愛媛県など全国から関係者が参加しました。今年で5回目となります。

初日に行われたサミットでは安心院小学校4年生が安心院の鏝絵をユニークに紹介し、安心院高校卒業生が在学中に研究した成果を発表しました。そのほか、別府大学の段上達夫教授や左官職人の久住有生(くすみなおき)さんらによるトークライブや公開討論が行われました。

市長は、「鏝絵は全国に2千から3千点ほどあるといわれていますが、そのうちの約千点が大分県にあります。中でも、ここ安心院町には100点以上が存在し、日本一の密集度を誇っている土地柄となっています。安心院町にこのように多くの鏝絵が存在している理由については、優れた左官職人が多くいたなど諸説ありますが、特筆すべきは、このような先人たちが残してくれた文化遺産を守るため、旧安心院町が全国に先駆けて保存運動を行ってきたことです。その取組が実を結び、平成8年11月には「大分の鏝絵習俗」として国選択無形民俗文化財に指定され、100年以上たった今でもその輝きを失わず現存しているのです。

この場所より徒歩5分程度の場所にある、通称「鏝絵通り」とよばれている折敷田・下毛地区を歩けば、七福神、竜虎、唐獅子など多くの色鮮やかな鏝絵を見学することができますのでお時間のある方はぜひ足をお運びください。

本日は、別府大学で鏝絵の研究を行っております段上教授をはじめ、NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」にも出演されました、現在を代表する左官職人の久住有生氏など多くの方をお招きし、トークライブや公開討論などがあります。また、地元の小学生や昨年度卒業した高校生が地域の宝としての「鏝絵」や「鏝絵文化」を広く知ってもらいたいと熱心に調べた成果の発表もあり、明日は体験イベントも予定されているということで、今日明日の2日間存分にお楽しみいただければと思います。

本日のサミットにより鏝絵の魅力と価値を再認識していただきまして、継続的な保存を図っていくとともに地域間の財産を観光として活用するための気運を作り上げ、全国に向けて発信するためのきっかけになればと思います」とあいさつしました。

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