市長コラム「オリンピックの話」(令和3年1月号)

更新日:2020年12月24日

オリンピックの話

三浦信由さん

東京2020オリンピック・パラリンピックは新型コロナウイルス感染症の影響で1年間延期されましたが、ウィズコロナの大会として新たな歴史を刻んでくれるものと期待しています。宇佐市では昭和43年メキシコオリンピックに三浦(旧姓松田)信由(のぶよし)さんが陸上競技の種目、3000m障害に出場。予選2組13人中7位で、惜しくも決勝進出は逃しましたが、その健闘ぶりは後世まで語り継がれています。

三浦さんは昭和19年、院内町景平(かげへら)の出身。兄の影響で陸上競技を始め、竜東中学校3年の時、県中学駅伝大会で優勝。四日市農業高校では全国高等学校駅伝競走大会「花の一区」を任され4位で襷(たすき)を渡しました。その後、東洋大学へ進学し、箱根駅伝には4回連続出場しています。3000m障害を専門とし、バンコクで行われたアジア大会で銅メダルを獲得しました。


ところが大学3年の時、競技中に靭帯(じんたい)を断裂。医師から競技者としては再起不能と宣告されます。歩くこともままならず、絶望の中にいた三浦さんでしたが、周囲の励ましなどにより再起を決意。
大学卒業後も働きながら努力と精進を重ね、ついにオリンピック出場を果たしたのです。三浦さんの座右の銘は「努力は無限」。まさに無限の努力を重ね、夢をつかんだ人でした。

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