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平成26年度全国学力・学習状況調査の結果・分析と改善方策について

印刷用ページを表示する 2014年12月2日更新

1.対象学年

小学校6年生  中学校3年生

2.平均正答率   

小 学 校

中 学 校

国語A

国語B

算数A

算数B

国語A

国語B

数学A

数学B

宇佐市

73.9

63.9

83.0

64.5

78.0

46.3

65.0

54.1

大分県(公立)

73.6

57.2

79.8

58.4

79.8

50.2

66.6

57.4

全国(公立)

72.9

55.5

78.1

58.2

79.4

51.0

67.4

59.8

 

 

 

 

3.結果分析と改善方策

【小学校 国語】

(1)結果分析

・問題A、問題Bともにすべての領域・観点において全国値を上回っている。

・特に問題Bでは全国値を8.4ポイント上回っている。中でも「二つの詩を比べて読み、自分の考えを書く」問題では19.8ポ
イント、「分かったことや疑問に思ったことを整理し、それらを関係付けながらまとめて書く」問題では10.0ポイント全国値を上回っている。

・問題Aを設問別に見ると「漢字の読み書き」「故事成語の意味と使い方」「新聞投稿の表現の工夫」で正答率が低い。

・記述式問題では全国値を上回るものの、無回答もみられる。

(2)改善方策

・複数の情報から必要な情報を選択し条件に合った文章を書いたり、自分の立場を明確にして文章を書いたりする活動を計画的に行い、「書く力」を充実させる。

・表現の工夫、共通点や相違点など、着眼点を明確にして言語活動に取組む。

・新聞記事、辞典、図鑑など多様な図書資料を活用した授業を推進する。

・漢字、故事成語、熟語など意味や使い方を確実に身につけるための工夫を図る。(家庭学習、教室掲示、学校環境など)

 【小学校 算数】

(1)結果分析

・問題A、問題Bともに、すべての問題において全国値を上回っている。問題Bでは全国値を6.3ポイント上回り、大きな伸びが見られる。

・特に今まで苦手傾向であった数学的な考え方の観点で7.1ポイント、記述式問題でも8ポイント上回り、自分の考えを書いて説明する力が向上してきたことがわかる。 

・計算方法の説明、理由など記述問題では全国値は上回るものの、無回答もみられる。

(2)改善方策

・書く活動(計算方法、理由記述)や交流活動など言語活動をさらに重視する。

・図形の学習の際には、作業的・体験的な活動と図形の性質を関連付けて指導する。

・毎時間の授業で、既習事項の何を使えば解決できるか見通しをもたせて解決にあたる習慣をつける。

・具体物、図や式、グラフや表など多様な考え方のできる教材を工夫する。

【中学校 国語】

(1)結果分析

・問題Aでは1.4ポイント全国値を下回っている。領域別にみると「読むこと」においては-0.6ポイントと差が少ない。

・問題Bでは、3領域で全国値を下回り、「書くこと」の正答率に開きがある。特に「資料から適切な情報を得て、伝えたい事実や事柄が明確に伝わるように書く」問題において、正答率が下がる傾向にある。

・「本や文章から、目的に応じて必要な情報を読み取る」「根拠や理由を明らかにしたり、必要な情報を目的に応じて読 み取ったりすることで自分の意見を書く」問題において、正答率が下がる傾向にある。

(2)改善方策

・多様な図書資料を活用し、目的に応じて読んだり書いたりする授業を組み立てる。

・資料から得た情報をもとに100字以内で文章を書く等の問題作成と活用を促進する。

・生徒の主体的な思考・判断・表現が生かされる課題解決学習を組み立てるとともに、授業の中に生徒同士の討論等により考えを深めたり広げたりする場面を効果的に位置づける。

【中学校 数学】

(1)結果分析

・問題Aでは、図形や関数の問題で全国値との差が-3ポイントである。観点別にみると、「数学的な技能」に比べ、「数量や図形などについての知識・理解」において全国値との開きが大きい。

・問題Bでは全国値を下回っている。特に、記述式の問題では正答率が低く、無回答率も高い。

・「数量の関係を数学的に説明する」「図形の性質を構想を立てて証明する」「証明を振り返り、事柄が成り立たない理由を説明する」問題において正答率が下がる傾向にある。

(2)改善方策

・「自分の考えをもち、交流し合う」生徒が主体の授業への転換を図る。

・数や図形の性質を的確に表したり、根拠や解決方法を筋道を立てて説明したりする学習活動を計画的に位置づける。

・記述式の評価問題等の作成と活用を進める。

・定着できていない内容の復習や記述式の問題に取組む時間を生み出し、個別の補充学習も充実させる。

・週末の課題等、家庭学習を充実・徹底させる。

【児童生徒質問紙】

(1)小学校結果概要

●基本的生活習慣等に関する事項

 ・朝食を毎日食べる、就寝・起床時刻など規則正しい生活習慣が身についている。

 ・平日4時間以上テレビを視聴する児童が20%程度おり、減少傾向ではあるが全国値よりやや多い。 

 ・携帯電話・スマートフォンを約半数の児童が所持している。使用時間は「30分より少ない」と答えた児童が多い。

 ・家庭学習の時間は全国値と同程度で、予習・復習の習慣がついてきている。また1日の読書時間は多くなっている。

 ・新聞をよく読んでいる児童が25.2%で全国値よりもやや低い傾向にある。

●規範意識等に関する項目 

 ・「人の役に立つ人間になりたい」と答えている児童の割合が90%を超えており、その他の設問においても肯定的な回答が多い。

(2)中学校結果概要 

●基本的生活習慣等に関する事項

 ・朝食を毎日食べる、就寝・起床時刻など規則正しい生活習慣が身についている。

 ・テレビやゲームの時間が全国値より多い傾向にある。 また、1日3~4時間以上を携帯電話やスマートフォンの使用に費やしている生徒が20%を超え、全国値よりやや多い。                                            

 ・家庭学習の時間はほぼ全国値と等しい。「自分で計画を立てて学習する」生徒の割合が全国値より高く、家庭学習の習慣は良好である生徒が多い。また、1日の読書時間は多くなっている。

・新聞をよく読んでいる生徒は約20%で全国値と同程度である。

●規範意識等に関する項目 

 ・規範意識は高く学校の規則をよく守っている生徒が多い。地域の行事にも積極的に参加している。

(3)改善方策

・個に応じた指導で分かる喜びを感じさせ、自己肯定感を高め、学びに向かう力を育成する。

・家庭学習の効果的かつ主体的な取組み方法を指導・支援する。

・総合的な学習の時間において、「ふるさと宇佐」に着目した学習課題を設定するなど、児童生徒が意欲的に取組める探究的な学習を進める。

・「新聞閲覧コーナー」の設置等による学びの環境づくりをさらに充実させる。

・「うさ教育・家庭・読書の日」推進大会の取組等を契機に、児童生徒の豊かな心の育成や家庭読書の気運を醸成する。

・携帯電話・スマートフォンの使用改善に向けて、PTAとの連携を進める。

【学校質問紙】

(1)小学校結果概要

・学校目標や学力の課題など、全教職員で共有し取組に当たっている。

・すべての学校で、校長が授業観察を定期的に行っている。

・「教科指導」「学力向上」「学校運営」どの項目においても、全国値を超えている。特に「学力向上に向けた取組」や「指導方法」が高いレベルとなっている。

・授業のめあて・ねらいを示す項目では、全小学校が「よく行った」と答えている。

・言語活動を学校全体として取組んでいる。

(2)中学校結果概要

・学校目標や学力の課題など、全教職員で共有し取組に当たっている。

・すべての学校で、校長が授業観察を定期的に行っている。

・家庭学習や学力向上に向けた取組、地域の人材活用は全国値を超え、学校の教育水準に効果があったと答えている。

・授業の中で「めあて」「振り返り」の設定がすべての学校で計画的に行われてきた。

・すべての学校で職場体験学習に取組んでいる。

(3)改善方策

・校長のリーダーシップのもと、組織として学力や生活の課題を共有し、取組に当たることが重要である。

・「めあて」「交流」「まとめ」「振り返り」の1時間完結型の授業、板書の構造化が定着してきた。今後は、小・中ともに児童生徒同士の「交流」(意見の出し合い・練り合い)の時間の確保と内容の充実を図ることが重要である。

・学習規律について小学校からの確実な積み重ねが、中学校での学習意欲や生徒指導、粘り強さにつながることを意 識して、小中の連携を一層深める。

・活用を意識した授業、言語活動に重点を置いた指導の必要性を全職員で尚一層共通理解し実践する。

・中学校においては、授業改善に向け、市内での教科部会の連携や学校間の一層の連携が必要である。