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中学校卒業式祝辞(平成31年3月8日)

印刷用ページを表示する 2019年3月15日更新

平成30年度中学校卒業式
 明るい日差しが春の訪れを告げ、山々の木々にも新芽の吹き始めた今日の佳き日、ここに卒業証書授与式が挙行されるにあたり、一言お祝いのことばを申し上げます。

 義務教育すべての過程を終え、卒業証書を手にされました卒業生の皆さん、ご卒業誠におめでとうございます。また、この日を我がことのように待ち望んでこられました保護者の皆様に対しましても、心からお慶びを申し上げます。

 さて、卒業生の皆さんの胸の内には、この学校で学んだこと、クラブ活動、修学旅行など、様々な思い出が駆け巡ると同時に、これから踏み出そうとしている新たな一歩への不安や期待など、様々な思いが交錯していることと思います。そのような皆さんに、昨年ノーベル賞を受賞した日本人研究者のお話を贐として贈りたいと思います。

 昨年、体内で異物を攻撃する免疫反応の仕組みの解明に寄与した京都大学の本庶佑(ほんじょ・たすく)教授がノーベル生理学・医学賞に輝きました。がん細胞を攻撃する免疫の力にブレーキをかけていた物質を発見し、それを取り除くことでがんを免疫療法で治す道を拓いたのです。

 教授は子供の頃、野口英世の伝記に感銘を受け、医学の道を志しました。京都大学医学部に進学した際に同じ医学部の同級生が胃がんで亡くなり、「いつかはがんの問題に関わりたい」と考えるようになりました。

 一九七一年に渡米し、最先端の遺伝子研究に携わり、出会った研究者の影響を受け免疫学を学びました。研究をはじめて二十年後の一九九二年に免疫反応の中で細胞死に関与する物質「PD1」を発見しました。しかし、その当時はがんを免疫で治療するなんて無理だと考えられていました。そのような逆風の中、人の役に立ちたいという一心で薬の臨床試験に取り組み、二〇一四年に新薬「オプジーボ」が完成しました。この新薬で将来、たくさんのがん患者の命を救うことが期待され、ノーベル賞の受賞となったのです。

 受賞講演後の記者会見の中で教授は、「世の中にはわからないことが沢山ある、知りたいという好奇心を持ち続けることが大切だ」と述べるとともに、「簡単に物事を信じるのではなく、自分の目で確かめ、納得するまで考えて欲しい」とメッセージを送っています。

 卒業生の皆さんも、これから自分の夢や目標に向かって歩むこととなります。その行く手には、何故と疑問に思うようなことが沢山あると思いますが、知りたいという気持ちを忘れず、自分自身で考える努力を積み重ねていけば、必ず道は拓けてきます。皆さんの夢が大きく花開くことを心からご期待申し上げます。

 終わりに、これまで昼夜を分かたずご指導いただきました先生方、並びに保護者の皆様方のご労苦に対し、深甚なる敬意と感謝の意を表しますとともに、卒業生の皆さんのご多幸と光り輝く前途をご祈念申し上げ祝辞といたします。

平成 31年 3月 8日
宇佐市長 是永 修治

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