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中学校卒業式祝辞(平成30年3月2日)

印刷用ページを表示する 2018年3月13日更新

 明るい日差しが春の訪れを告げ、山々の木々にも新芽の吹き始めた今日の佳き日、ここに卒業証書授与式が挙行されるにあたり、一言お祝いのことばを申し上げます。

 義務教育すべての過程を終え、卒業証書を手にされました卒業生の皆さん、ご卒業誠におめでとうございます。また、この日を我がことのように待ち望んでこられました保護者の皆様に対しましても、心からお慶びを申し上げます。

 さて、卒業生の皆さんの胸の内には、この学校で学んだこと、クラブ活動、修学旅行など、様々な思い出が駆け巡ると同時に、これから踏み出そうとしている新たな一歩への不安や期待など、様々な思いが交錯していることと思います。そのような皆さんに、数々の新記録を達成した将棋の最年少プロ棋士のお話を贐として贈りたいと思います。

 将棋の最年少プロ棋士、藤井聡太(ふじい・そうた)六段は愛知県瀬戸市在住の中学三年生です。史上最年少の十四歳二カ月でプロ入りし、加藤一二三(かとう・ひふみ)九段が持っていた十四歳七カ月の最年少記録を六十二年ぶりに更新しました。また、デビュー戦から快進撃を続け、公式戦二十九連勝の新記録を三十年ぶりに達成しました。連勝がストップした後も順調に白星を重ね、中学生でプロ入りした中では、最速の一年一カ月での公式戦通算五十勝、今年二月には羽生善治(はぶ・よしはる)永世七冠に勝利するなど、中学生初の棋戦優勝と六段昇段という快挙を成し遂げました。

 藤井六段は五歳でひらがなより先に将棋を覚えたそうです。日本将棋連盟がプロ棋士を養成する機関である「奨励会」には十歳で入会、入会時に渡された約四百八十ページもの将棋の本を約一年で暗記したといいます。その間、大会でも次々に優勝しましたが、負けると盤面に顔をうずめて泣くほどの負けず嫌いで、将棋教室の先生に稽古がたりないと懇願するほどでした。

 お母さんや中学校の先生曰く、藤井六段は将棋から離れれば、皆さんと同じごく普通の快活な男の子だそうです。大好きな将棋と出会い、小学校の卒業文集に「中学生のうちにプロになりたい」と目標をたて、プロになった際には自身の将棋について「弱すぎる。タイトルを狙うためにはまだまだ実力をつけることが必要」と話したそうです。これらのエピソードは、これまでの快挙が決して偶然ではなく、厳しい自己評価と高い理想を持ち、不断の努力をした結果であることを物語るものです。

 卒業生の皆さんも、これから自分の夢や目標に向かって歩むこととなります。その行く手には、思うようにいかないことも多々あろうかと思いますが、高い理想を持ち努力を積み重ねていけば、必ず道は拓けてくると確信しております。皆さんの夢が大きく花開くことを心からご期待申し上げます。

 終わりに、これまで昼夜を分かたずご指導いただきました先生方、並びに保護者の皆様方のご労苦に対し、深甚なる敬意と感謝の意を表しますとともに、卒業生の皆さんのご多幸と光り輝く前途をご祈念申し上げ祝辞といたします。

平成 30年 3月 2日
宇佐市長 是永 修治

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