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双葉山定次

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年11月19日更新

双葉山

プロフィール

本名穐吉定次
四股名双葉山 定次
生年月日1912(明治45)年2月9日
初土俵年月1927(昭和2)年3月
横綱昇進年月1937(昭和12)年5月
引退年月1945(昭和20)年11月
没年月日1968(昭和43)年12月16日(満56歳)
愛称不世出の横綱 / 相撲の神様 / 昭和の角聖
身長179cm
体重128kg
所属部屋立浪部屋 → 双葉山相撲道場
得意技右四つ、寄り、上手投げ
生涯戦歴348勝116敗1分33休
幕内戦歴276勝68敗1分33休(31場所)

 相撲界で前人未到の大記録、69連勝で知られる昭和の大横綱「双葉山」は、1912年(明治45年)2月9日、現在の大分県宇佐市下庄に生まれた。
 小学生時代の双葉山は、成績優秀で、足も速く泳ぎも上手。体は大きいがけんかやイタズラをしない、そして意外な事に相撲が苦手だった。しかし、父親の船の仕事を手伝うことで強靱な足腰とバランス感覚を身につけ、それが横綱への土台となったといわれる。
 幼少の頃、右目を失明する事故に遭遇、11歳の頃には父親の家業(海運業)の手伝いをする際、右手小指の一部をウィンチに巻き込みつぶしてしまうという二つの大きなハンディは、あまり知られていない。そのハンディにも関わらず、だれにも悟られぬよう人一倍稽古に励みつくった、69連勝という大記録だった。
 引退後は、時津風親方として弟子の指導にあたり、相撲協会の理事長としても、さまざまな改革に取り組み、その活動は現在の相撲界に大きな功績として引き継がれている。

名言集

「われ未だ木鶏たりえず」

70連勝をかけて臨んだ昭和14年一月場所四日目、約3年間勝ち続けていた双葉山は、ついに安芸ノ海によって黒星を喫する。双葉山はいつもと変わることなく、土俵に一礼をして東の花道を下がっていったが、その日の夜、知人に宛てて打った電報がこの言葉である。
「木鶏」とは中国の故事に由来する言葉で、木彫りの鶏のように全く動じることのない最強の状態にある闘鶏をさしている。無心の境地に至れなかった自分を戒めた双葉山だが、相撲道に対する更なる精進を重ね、連勝記録がストップした後も3度の全勝優勝を含む7度もの優勝を数えることとなる。

「後の先」

 双葉山は生涯1度も「待った」をしなかったという。立ち合いでの相手を受けて立つ姿勢は、一見、立ち遅れているように見えるが、組んだときには既に先手を取っており、「後の先」と呼ばれている。
双葉山の右目は幼い頃の事故でほとんど見えない状態であった。しかし、双葉山は現役時代、そのことを誰にも悟られぬようにして土俵人生を全うしている。
立ち合いに「待った」をせず、「後の先」を完成させたのも、自分のハンディを乗り越えるために生み出されたものであった。

「稽古は本場所のごとく、本場所は稽古のごとく」

 常に真摯な姿勢で相撲道と向き合い続けた双葉山の言葉は、強い説得力を持っていたことは想像できる。その双葉山が親方となり、弟子たちに説いていたのがこの言葉である。
「稽古は本場所のように緊張感を持って取り組むように。本場所では硬くならず、リラックスして臨みなさい。」と言う意味と考えられるが、あえて最小限の言葉に抑えることにより、弟子たちへの押し付けではなく、個々の自覚を促す教訓に聞こえる。技術面を口にせず、「心気体」を相撲道の理念とした時津風親方(双葉山)を象徴する言葉の一つである。

「勝負師は寡黙であれ」

 前人未到の69連勝など、土俵上では無敵を誇った双葉山であるが、失明となった右目と事故で潰してしまった右手小指という2つのハンディを負っていた。しかし、現役中、それを決して他人に語ることなく相撲を取り続け、引退まで黙り通している。
大きなハンディを乗り越えるため、必死の努力を続けてきた双葉山のこの言葉は、勝っても喜ぶ姿を相手に見せることがなかった双葉山の土俵哲学といわれている。

「心・気・体」

 一般的にスポーツの世界では「心技体」が重要な理念であるとして知られているが、双葉山は相撲道の理念として「心技体」ではなく、「心気体」が重要であると説いた。また、双葉山が目指した「木鶏」こそ、この「心気体」の象徴であったと考えられている。
稽古場での時津風親方(双葉山)は、ほとんど技術面のことを口にせず、「稽古は本場所のごとく、本場所は稽古のごとく」を指導理念とし、「心技体」ではなく「心気体」を強調していた。師匠(双葉山)が稽古場に現れると、私語を交わす者は誰一人と無く、体と体がぶつかり合う音と荒い息づかいが聞こえるばかりで、その指導力は優れていたという。双葉山は、亡くなるまでの25年間親方を務め、1横綱、3大関を含む多くの関取を育成した。

双葉山誕生100年記念事業

日時内容
平成23年8月1日双葉の里資料展示室リニューアルオープン記念式典
平成23年10月15日双葉山顕彰図書発刊記念フォーラム
平成23年10月15日~11月20日双葉山4コママンガ・似顔絵・イラスト展
平成23年12月3日超六十連勝力士碑除幕式
平成23年12月4日国宝宇佐神宮横綱白鵬正奉納土俵入り
平成23年12月9日~平成24年1月20日生誕100年特別企画「昭和の大横綱 双葉山展」
平成24年12月4日双葉山誕生100年記念 大相撲宇佐場所

関連リンク

昭和の大横綱 双葉山の記念館「双葉の里」

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